いい正誤問題集、ありませんか?
この質問、非常に困るのです。
正誤問題だけを扱った問題集は、あるにはあるのですが、
解説が受験生に必要な知識レベルでは書かれていないのです。
入試に出されないことを詳しく書いたら、読者が誤解するじゃないですか。
「これも覚えなきゃいけないんだ……(泣)」と。
頻出問題を「難問」と書いているものも、たーっくさん存在します。
一方、当問題集に限らずでるとこ教材は
入試で問われないことはほとんど書いておらず、
過去のデータ分析に基づいて、出題頻度を明示していますので、
難関大志望の受験生は、すべて吸収してくださって結構です。
センターと私大では誤文タイプが違う
センター試験と私大入試の日本史の出題傾向には、
共通するところも多いですが、ずれている部分もたくさんあります。
だからこそ、
「センターで7割しか取れなかったのに、早稲田の日本史では8割取れた!」
なんて人がいるのです。
どうしてそうなるのかというと、正誤問題の種類が2つの点で違っているからです。
この2点です。
まず1についてですが、センター試験の誤文では、
細かい語句の誤りではなく、時期や内容が誤っているタイプが目立つんです。
(詳しくは、誤文のタイプ分けをごらんください。)
ゆえに、冬期講習などで正誤問題を解説する講座をやっていると、
いろんなタイプの誤文があることに、驚いている表情に出会います。
一方2ですが、私立難関大ではハイレベルな知識が必要であるのに対し、
センター試験ではそれが必要ありません。
このため、私立大の正誤問題に慣れすぎていると、
センター試験の問題のどうでもいいところに噛みついて、
正文をひとりよがりに誤文と判別してしまうことがあるのです。
センターでは「細かいつっこみはナシでお願いします」ということです。
でも、センターならではの「内容理解を問う」問題も存在するから困ります。
定番の正誤問題「あるある問題」を知ろう!
「入試問題高得点獲得法」にも書いているとおり、
何年も前から入試の出題データを入力しています。
そこには、出題用語と出題校だけでなく、
正誤問題だった場合は、どういう誤文・正文が出されたのかも記録してあります。
そうすると、よくある正誤文というものがわかってきます。
たとえば、リード文の
「墾田永年私財法」や「初期荘園」などにアンダーラインが引いてあると、
「あ、また定番の正誤問題だな……!」などと思うわけです。
(それが何かは、当教材や予備校の授業でお伝えいたします。)
選択肢を見てもいないのに
「ああいうことや、こういうことでひっかけてくるな」
と出題者の心を読んでしまうのです。
出題者は受験生をワナにかけているつもりでしょうが、
こうなってくると、こっちが出題者をワナにかけている気分です。
ニヤリ、ですね。
密度の濃い問題集が完成!
そんないろいろを融合した問題集ができました。
B5判138ページのうち、解説は34ページに及びます。
問題集の中には、全部で341個の‘あるある誤文’が列挙してあり、
さらに演習問題は、過去14年分のセンター試験から
ぜひ解いておきたい172問を選りすぐりました。
また‘あるある正文’を取り混ぜた「一発判別○×バトル」も、
215問収録してあります。
また、ご購入いただいた方には、
追加演習問題32問のダウンロード特典をご用意しています。
当教材出版後の入試問題分析により、選び抜かれた問題です。
ご購入をご希望の方はお問い合わせフォームからご相談ください。教材お届けまでの流れは教材ご購入ガイドをご覧ください。
法人、及び塾・予備校・学校での使用(一括購入)をご希望の方には
別途お見積もりさせていただきますので、
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