再チャレンジの人たちとのやりとり(9)

そろそろ高卒生向けの授業が始まろうとしていますが、受験生をもう一年やるにあたっては、周到な準備をするべきだと思います。やみくもに勉強していたら、また同じ結果に終わりますよ?毎年、高卒生に対してはその点でハラハラしているんです。華々しい合格報告の一方で、うまくいかなかった人たちも大勢いるのですから。最近は、このブログやでるとこサイトで、たくさんの受験情報を公表しているので、授業開始前から相当な準備ができます。「日本史は夏からやればいい」なんて言っている人は論外ですが、第1講目の授業からエンジン全開でスタートできるよう、心づもりをしておいてください。

1 どのくらい授業を聴き取るべきか。
2 どうやって授業内容を復習するのか。
3 暗記する方法にはどんな種類があるか。
4 問題演習はどのくらいするべきか。
5 過去問は何年分・何学部分をいつからやるべきか。
6 他教科と比較して日本史にどれだけ時間をかけるか。
7 時間をかけずに上記をやりとげる方法は何か。

これらの問に対する答えは、もう出ていますか?

今日は、久しぶりに残念だった人からのメールを紹介します。

<Tさん>
こんばんは、お久しぶりです。昨年、早稲田予備校に通っていたTです。覚えてくれているでしょうか…夢の中で先生にうかってみせます宣言した者です。いまさらですが…再チャレンジのひととなってしまいました。もう先生は、多くの生徒とやりとりをしているので…長々とは書きませんが、敗因は「最後の最後まで英語ができなかった」です。じゃあ日本史は?というと…………日本史は日本史で、細かいところまで丁寧に覚えきれませんでした。性格と同様、雑でした。私は十分いい環境にいるのに、こんなにだめ人間で悔しいです。そういえばこの前、ものすごい勢いで石黒先生に怒られる夢をみました(汗)もっと冷静にとりかかろうと思います(>_<)というわけで、今年は早稲田予備校でお世話になります。今年もよろしくお願いします! <石黒>
Tさん、もちろん覚えています。残念でしたね。十分に敗因を分析して挑んでください。一つだけ提案すると、事前に『読むだけ日本史』なり、『いっきに読める日本の歴史』なりを読んで、相当理解した方が良いと思います。たぶんTさんには、勘違いして理解しているところが、あちこちにあるでしょうから。そして今年は、日本史を短時間で終わらせて、英語に時間をかける方法を確立させてください。シミュレーションしておいた方がいいかもしれませんね。授業を聴いて、覚えて復元するまでを、どう手早くこなすか、どこかのページで試してみるわけです。健闘を祈ります。

自分で勉強法を開発する前に、すでに開発されたものをまねる方がずっと要領が良いです。要領の良い人は現役合格しがちですから、そうでなかった人は、より謙虚に成功者から学ぶべきです。でるとこサイトこのブログには、そうした勉強法がたくさん書いてあります。次回はそれらを読みあさった人からのメールを紹介します。

関連記事
再チャレンジの人たちとのやりとり(1)
再チャレンジの人たちとのやりとり(2)
再チャレンジの人たちとのやりとり(3)
再チャレンジの人たちとのやりとり(4)
再チャレンジの人たちとのやりとり(5)
再チャレンジの人たちとのやりとり(6)
再チャレンジの人たちとのやりとり(7)
再チャレンジの人たちとのやりとり(8)