再チャレンジの人たちとのやりとり(2)

今日は、敗因を細かく分析してみた人を紹介します。
みなさんも、自己分析は進んでいるでしょうか?

<Sさん>
こんにちは。南浦和現役館で石黒先生の授業を受けていたSと申します。お忙しいと承知しておりますが、浪人せざるをえない状況となり、石黒先生に助言を頂きたくメールをしました。私は、早稲田大学政治経済学部・社会科学部、青山学院大学国際政治経済学部(一般入試・センター利用入試)、立教大学観光学部(全学部・個別)を受け、全て落ちました。浪人するにあたり、石黒先生がおっしゃっていたように『とりあえず、読むだけ日本史を読んで・・・』と勇み足となっていたのですが、まずやることは不合格だった原因を知ることだと気付き、分析してみました。
1.英語・国語・日本史のそれぞれの正答率が約五割ほどであり、全ての教科において勉強不足である
2.授業と平行して40面ノート覚えることをせず、単に授業を消化していくだけだった
3.2の結果、行間を忘れ、記憶の定着率が悪く、理解度が低い
4.文化史プリントやでるとこ史料問題に未習部分がある
5.「部活を10月までやっていた」ということを逃げ道にしていた(私は国体に出場し入賞したので石黒先生のおっしゃる¨自分に酔っている人¨になっていたのだと思います)
これらのことから、英語・国語・日本史をまんべんなくレベルアップさせる』『計画性をもって勉強する』『歴史の流れ(行間)を理解する』ことが必要だと思います。予備校は代ゼミかワセヨビで迷っていたのですが(母と兄から代ゼミの方が大手であり、兄が通っていたため代ゼミを勧められていました)、私には石黒先生の通常授業を再び受ける必要を痛感したので、ワセヨビの西船橋校に行こうと思っています。石黒先生の授業を受けていたのにも関わらず、こんな有り様なので、私は要領が悪く、”こっちのステージ”に全くこれてない人だと思います。しかし二度と同じ間違いは繰り返したくないし、早稲田大学に受かりたいです。なんだかまた勇み足になってしまいました…。厳しいアドバイスをいただけると幸いです。お忙しい中失礼いたしました。お体にお気をつけください。

<石黒>
厳しい言い方になりますが、
正答率が5割というのは合格にはほど遠い状態でしたね。
それを克服するのはけっして簡単ではないと思います。
まず、英語にかなりの時間を確保しないといけないでしょうね。
ということは、日本史を短時間で復習できることが必須となります。
ところが、昨年の段階で
「単に授業を消化していくだけだった」ということは、
これも相当困難なことのように思います。
というのは、いくら部活があったとはいえ、
覚えなければ受からないことはわかっていたはずですよね?
そのうえ授業中にあれだけ僕からキツく言われながらも、
それをしなかったということは、
今度の1年間でそれができるのだろうか?
と首をかしげざるを得ないのです。
通常授業が始まるまでに、
どこかのページをサンプルとして取りあげて、
受講から復元までのシミュレーションをしてみた方が良いと思います。
本当に「ストーリーも含めて完全に復元できた」
という経験を一度しておいてください。
できればかかった時間を短縮化する方法も考えてほしいと思います。
言うまでもないことですが、
過去の偉人たちがどういう方法を採っていたかは熟読してくださいね。
これは推測ですが、
Sさんは勉強法をまだ確立できていないのではないでしょうか。

偉人たちの「遺言」はこちらにあります
(パソコンでごらんの方はこちらからどうぞ。)