折りたたみ自転車が活躍するのは、地方の遺跡めぐりの時です。遺跡って、たいてい駅から離れたところにあって、バスさえ通ってないことが多いのですよ。今日、紹介する遺跡もまさにそうした場所にありました。
まずは備中高松城趾です。ここは、1582年に豊臣秀吉が水攻めをした城です。その攻略中に本能寺の変がおこったため、秀吉は急いで戦いを終わらせ、明智光秀を討つために京都に向かいました。
受験には全然関係ありませんが、その水攻めというのを実感したかったのです。資料館のおじさんに指で示してもらって、その広さを教えていただきました。とんでもない広さでした。
次に向かったのは造山古墳です。ここは全国で第4位の大きさをほこる古墳です。古墳の周囲を一周し、かつ歩いて上ってみました。
そして次は、古代吉備文化財センターです。山の上にあるので自転車は大変です。しかも、隣の山に黒住教の本部があるせいで、クルマがよく通って危ないのです。黒住教が備前でおこったことを、こんな形でたたき込むことができました。
そして楯築墳丘墓にも行ってみました。残念ながら二つの突出部はだいぶ壊されてしまっていたのですが、ここは何か独特の雰囲気を感じました。そもそもかなり大きくて、墳丘部分の大きな石が環状に並べてあるのです。まるで円形に人が座って会議でもしているようでした。
岡山には3泊して、この他には竹久夢二の美術館や、日本一高い場所に天守閣があるという備中松山城などにも行きました。島根県や山口県にまで足を伸ばしてみたかったのですが、原稿執筆に支障をきたすので7泊8日で旅を終え、東京にもどりました。
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