折りたたみ自転車でまわる、受験日本史スポット−鳥取・島根の旅(1)−

鳥取・島根の旅を終えて帰ってきました。時間のある限り、遺跡と城と博物館を回ったので、大学入試に関係するところだけ、写真つきで詳しく紹介していきます。

まず、前回報告した踏切事故のせいで、東京駅に止まったままの寝台車のなかで一夜をすごし、翌朝、新幹線で岡山へ、そして「特急やくも」で米子に向かいました。岡山は先月も来たところだし、「やくも」にも先月乗りましたから、ほんとに前回の旅行の続きとなってしまいました。寝台特急で「あー遠くまで来たなあ」と旅情を味わいたかったのですが、そしてそれには山陰という場所が一番似合うように思っていたのですが、残念です。

最初に向かったのは米子から東へちょっと行った、妻木晩田遺跡(むきばんだいせき)です。弥生時代の高地性集落なので、坂道を自転車で登るのが大変でした。もうこのパターンは慣れっこですけどね
遺跡の詳細は省きますが、ここにあった「弥生の館 むきばんだ」という施設がなかなか良いのです。何と言っても展示の仕方が大胆で、ここの人びとの暮らしぶりを、文章や写真だけでなく、単に出土物を並べるだけでもなく、こんな形で展示しているのです!

弥生の館 展示物

これ、すごいのは、触ってもかまわないところです。僕も握ってみました。

銛

これは魚を突く銛(もり)です。でっかいマグロも置いてありました。銛の先の向こうに見えているのは、田下駄です。
こちらなんて試着することもできます。「貫頭衣」です。

貫頭衣

以前から、こういう博物館があったらいいなあと思っていたのですが、やっぱり考えている人はいたんですね。こうなってくると、旧タイプの博物館はかっこ悪いことこの上なしです。進化すべきですよね。

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