オランダ風説書についての質問

先日、オランダ風説書について質問をいただきました。

<Sさん>
いつもあざみ野でお世話になっているSと申します。
とんちんかんな質問かもしれませんがずっと疑問に思っていたことで20番ページにでてきたオランダ風説書の説明の時にペリー来航もここに書いてあるんだよというようなことを先生がおっしゃっていて、その時はなんでオランダ人は未来を予知できるんだ?って不思議に思っていました。このオランダ風説書は何年も続いてるものなのですか?

また、夏の前に授業でおっしゃっていた文化史のおすすめの問題集の名前をもう一度教えてほしいです。

よろしくお願い致します!
大正時代とても楽しいです。

<石黒>
カピタンは、毎年バタビアから出島に来て、さらに江戸参府をおこなっています。その際にオランダ風説書を持ってきます。つまり毎年幕府に提出しているわけです。こうしたことは正誤問題で出題されるので、授業内で必ず聞き取ってください。もちろん話しました。

文化史の問題集はZ会が出しているものです。

<Sさん>
ありがとうございます。
毎年幕府に提出するのは知っていましたが、オランダ人はペリーが日本に来るということがなぜ分かるのですか?
何度もすみません。

<石黒>
それはペリーがマラッカ海峡を経て、香港・上海などを経由して日本に来たからです。プチャーチンの船なんかも上海にいて、ペリーと張り合っていました。
もちろん受験には必要ない知識です。

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