南浦和からのメッセージ2015(18)

<Aさん>
近現代もかなり難しくなってきましたが、がんばっていきたいと思います。また、最近ずっと近現代をやっていて古代を忘れそうです。しっかり復習します。

<石黒>
近現代にハマりこむと、その前の部分が不安になりますよね? ちょうど来週の授業が休みなので、この1週間を前の部分の復習にあてるのも良いと思います。

<Mさん>
日本史を勉強していく中での史料についてなのですが、てらしあわせわて覚えていく中でその史料の何をつかめば良いですか。(例:単語or内容理解など……)まとまってなくてすみません。

<石黒>
単語も内容もつかんでください。でも、どの単語どの内容かが自分ではなかなかわからないんじゃないでしょうか? だから史料対策は問題集をいきなりやる方が早いのです。もっともそこで問われている単語や内容が少なすぎると、本番で別の部分が出題されて撃沈します。それゆえ出題データにもとづいてしっかり問題が出されている史料問題集を使うべきなのです。よかったら『どこでも史料問題』をどうぞ。

<Aさん>
1890年で国会が開かれたのと恐慌が起きたのはどちらが先ですか?

<石黒>
そこ、気になりますか? カンで答えることもできそうです。なぜなら国会開設の月なら覚えてますよね? 実際、恐慌のほうが先でした。1890年の恐慌はすでにその前年から始まりだしていたのです。でもそんなこと入試に出ません。僕もいま辞書や年表を調べて確認したところです。大学受験では要領の良さがかなり重要なので、出題されるものだけ取っていってください。出題されないものは気にしないスルー力(りょく)も必要なのです。

<Yさん>
「政党と提携する」という意味をもう一度教えてください。

<石黒>
ほらね。だからそこ、軽視したらやばいって言ったんですよ……。ある政党の党首などが大臣になって、その政党が政権を支持することです。もっとかみくだいた説明が必要でしたら直接質問に来てください。

<Hさん>
軍部大臣現役武官制が活躍したときが本当に大好きです。山県だけじゃなくて桂・寺内も個人的にかっこいいイメージだったのですが、ふたりとも小山県だったんですね(笑) すごく納得しました。

<石黒>
へーえ。そういう趣味の女子もいるんですねえ。いわゆるイケメンとは全然違うように見えるのですが。とくに寺内とか。いやあ、非イケメン男子に勇気をあたえてくれるメッセージです。ありがとうございます。

<Aさん>
なんで大隈さんが立憲同志会なのかわからなかったのですが、わかってすっきりしました!!

<石黒>
ですよね。あそこはわかると、いっきに枝葉の知識がいくつも固まるところがおいしいです。

<Oさん>
政党の移り変わりしっかりやります! 特に立憲改進党と自由党がくっついて分かれた後をしっかりつかみます!

<石黒>
第二次護憲運動に登場する政党名とその党首をセットで覚えるとつかみやすくなりますよ。そのセットはゴロがあるので『日本史でるとこ攻略法』(文英堂)で先に覚えておいてください。そうすれば政党の変遷なんてカンタンです。

<Zさん>
小人家庭教師、とってもほしいです。

<石黒>
ほんと、やってみたいです。家庭教師は学生のころにやっていましたが、今ならもっとうまくやれるはずですし。

でる日講義-つながる近現代-