続・早くも差がつく、第1講

ワセヨビの高卒生の中には、
すでに derutoko.com 教材を使ってくれていた人がいます。
その一人から初回の授業の感想をいただきました。

<Xさん>
石黒先生の日本史のみ早稲田予備校の東京本校でお世話になるXです。先日の第1回目の授業では生で初めて先生の授業を受けましたが大変おもしろくわかりやすい授業でした。先生の緻密なデータ分析に基づく授業では予想以上に吸収しなければいけない量が多かったですが、吸収できるものはすべて吸収していきたいと思います。先日の授業に出席して驚いたのですが、初回の授業ですでに眠くなっちゃってる人がいました(笑)。そのほかにも、先生がおっしゃったことに反応が全くできていない人が多すぎてビックリしました。「何のためにココにきてんの?」って思わざるをえない状況でした。先日のあれほど親切な授業についていけない人がこれからの授業についていくのは無理なんじゃないかなと思います。とは言っても、やる気がある人は先生についていけると思うので、やる気があるひとに合わせた授業を次回からは期待したいと思います。
お話は変わりますが夏期講習についてお聞きしたいことがあります(まだ早いかもしれませんが・・)。僕は先生の文化史と近現代の教材をすでに持っているので、去年と開設講座が同じであればテーマ別日本史と早慶難関大の日本史を受講申し込みしようと考えているのですが、この二つを受講するのがベストでしょうか?また、早稲田予備校の東京本校で受講を考えると「講習優待制度」に申込をしていないと受講するのは厳しいですか?入学時は先生の授業の締切日が迫っており資料請求する前に入学手続きをしたため、この制度についてほとんど知らなかったので申し込みしませんでした。この制度はすでに入学から日にちが経ってしまっている今では申し込みはできませんよね?大変長い文章になってしまい申し訳ありません。時間があるときに目を通していただければ幸いです。

<石黒>
授業の感想をありがとうございます。
「予想以上に吸収しなければいけない量が多かった」
という感想は実に正しいものです。
ノートの字面を覚えるのは当然で、
それがどういう意味なのかを吸収できるかどうかが、
早慶レベルの合否を分けるのです。
だからこそ、
「ノートだけでは価値が半分しかなくて、
 行間が理解できていなければならない」
と何度も言うのです。

それにしても前途多難な人に気づきましたか。
教卓からだとX君よりもっと見えています。
今年は例年より多いかもしれませんが、
X君の希望はわかりました。

それから夏期講習の選択はそれがベストです。
ただし、テーマ別日本史は一番早く締切になるので、
優待制度がないと厳しいかもしれません。
その場合は『でる日講義−経済・外交史(前近代)−』を、
使ってください。
早慶難関大の日本史も東京校は締切になりがちですが、
その場合は西船橋校で受講できます。
優待制度の申し込みについては予備校に直接おたずねください。

ワセヨビは日本史のクラスが校舎に一つしかないので、
授業内容のレベル設定には非常に悩みますが、
本気で早稲田をめざす人は、
「やる気があるひとに合わせた授業」を希望して当然ですよね。
河合塾の現役クラスとくらべると、
ワセヨビでははるかにゆっくり授業をしているので、
ほんとに付いてこられない人はちょっと危険です。
なぜなら早慶上智や明治大の問題では、
高速で頭を働かせないと解けない問題があるからです。
河合塾での高速授業は、そういうアタマをきたえるのに、
役立っていると思っています。
とりあえず、予習はもちろん、
録音や受講後にDVDを見るなどして対応してください。
その人たちが志望校合格の水準を、
甘く見ていなければ良いのですが……。