先日、内房の保田というところに行ってきました。
ここは漁港でおいしい魚介類が食べられるとのことだったのですが、
喫煙席と禁煙席が分かれていない店だったため、
おいしい魚が台無しになってしまいました。
外で食べると煙草の煙で料理が台無しになるってのは、
ほんとになんとかならないのでしょうか?
今回は安いお店だったのでまだ気楽でしたが、
あれで高い寿司屋とかだったらぶち切れるところでした。
まあ、めったに行かないわけですが……。
それにしても不思議です。
煙草を吸いながら味がわかるのでしょうか?
自分が味覚音痴だってことを晒しているだけのような気もします。
ところでちゃんと受験日本史の話があります。
保田は、浮世絵の創始者菱川師宣の出身地だったのです。
このため菱川師宣記念館なるものがありました。
写真は建物の外側に掲げられていた、
「見返り美人図」の拡大版です。
この浮世絵は肉筆画で、何枚も作成されるような版画ではありません。
このため1点だけある本物は別の場所にあって、
ここには複製品があるだけでした。
菱川師宣の時代はまだ単色刷の時代で、
多色刷版画の錦絵が生まれるのは、
100年近く後の化政文化の時代なのです。
ここに展示されている版画も墨刷絵ばかりで、
今一つ盛りあがりに欠けました。
ただ、その細かい彫り様には驚かされました。
木版画なんて中学の時にやったきりですが、
今だったらもうちょっと細かく彫れるものでしょうか?
時間が取れたらやってみたいですが、とても自信はありません。
最後に話をもどすと、
「非喫煙者が被る不利益を取り返すには、煙草会社の株を買えばいい」
って説があります。
煙草税をがっぽり取ってる国が、
非喫煙者だけに還元してくれればいいんですけどねえ……。
もちろん、ありえませんね。