苔むした岩の世界 御前山

今日は受験には何も関係ないエントリーです。

「日本史道場」が終わったあとは4連休でした。4月の時点では、この時に2泊くらいのテント山行を計画し、場所まで決めていたのですが、例の新刊本執筆のプレッシャーで断念し、原稿執筆と夏期講習の準備に励んでいました。それでも1日だけは山に登ったのです。

当初は丹沢方面を予定していたのですが、神奈川は天気が悪くなりそうだったので、奥多摩にある川苔山(かわのりやま)に変更しました。平日はバスの便が少ないため、奥多摩駅から登山口までタクシーで行こうと考えて出かけたのです。ところが、奥多摩駅に着いてみるとタクシーが1台もいません。観光案内所で聞いてみると、タクシーは来なくなったと言うのです。奥多摩ほど登山客が多めな駅でも、こんなことになっているとは衝撃でした。急遽再び行き先を変更し、御前山(ごぜんやま)に登ることにしました。ここに行くためのバスなら、すぐに出発するのです。

登りだしてみると途中までは良かったのですが、山頂に近づくにつれ蜂がブンブン襲ってきて「オレの縄張りに入ってくるな」と言わんばかりに僕の周りをぐるぐる回るのです。恐る恐る歩き出しても、後ろを追いかけてきます。そのせいで、山頂では写真を数枚撮っただけで、腰をおろすこともなく通り過ぎました。ある程度下ってからようやくほっとした次第です。帰りはちょっとだけ雨にあい、そのせいで苔むした岩が滑りやすくなってしまいました。それでも境橋に下るルートは大きな岩がたくさんあり、中には岩から木が生えているものもあったりして、魅力的なコースでした。途中、こんな滝がありました。

昨年の登山以来、左膝に違和感を感じていたのですが、今回は少しひねった時にけっこう大きな痛みが走り、焦ってサポーターをつけました。大事を取って翌日病院に行って診てもらったところ、大したことはなかったのですが、筋肉の衰えが原因のようです。スクワットと自転車で鍛えなければならないようです。筋トレやストレッチというのは、時間がかかってどうもやる気になれないのですが、スクワットをしながら授業をしたら時間が節約できます。まあ、アホですけど……。