この時期に現れる定番の質問に、「赤本を見たらテーマ史ばっかり出てたんですけど、どうすればいいんですか?」という質問があって、今年もやっぱりありました。すでに2つのエントリーでお答えしています。
「テーマ史問題対策」
「赤本に出てきた単語はどこまで覚えるか?」
で、厳しい言い方ですが、このテの質問をしてくる人には、ノート覚えをやってない人が多いんです。今回質問してきたカレも同様でした。たぶん、テーマ史対策の問題集などを紹介してほしいのでしょう。しかし、出されるテーマなんて無数にあるので、問題集なんかじゃ、きちんとした対策なんてできないんですよ。
過去問をあまり見ていない人や、授業で話す入試出題状況を理解していない人は、どうしても「何か近道があるんじゃないか」って思うみたいです。こういう「ノート覚えからなんとか逃げたい」タイプの人は、第一志望の大学とはほど遠い結果に終わりがちです。ちなみに「受験アドバイスに潜むワナ」に出てくる人も、
このカレと非常に似たタイプでした。結局フェイドアウトしてしまったんですけどね。というわけで、テーマ史対策は前述のエントリーに書いたとおりです。
ところでこのカレは、僕が何か答えると、しょっちゅう「ほんとですか」って返してくるんです。たぶんカレの口癖だとは思うのですが、結構脱力します。当方、何千題も大問を解いているんですが、残念ながらなかなか信頼されないみたいです。
いつか「カリスマ講師」と言われるようになりたいものです。そうです。もちろん、こんなことでくじけたりしませんよ。逆にエネルギーがフツフツ湧いてきてますよ。みなぎるチカラの源泉はこんなところにもあります。