発表! 「でるとこ模試」成績上位者

ようやく模試の分析が終わりました。
本当に一人一人をチェックしてしまったため、
スタッフともども相当な労力をかけてしまい、
これは何度も実施できるものではないなと実感しました。
西船で「もうやらないんですか?」と聞かれましたが、
少なくとも今年度は無理です。

分析で気づいたことはたくさんあるのですが、
「歴史の内容理解が足りなくて、正誤問題が弱い」
というタイプの人が結構いるんですよ。
それも、わりと好成績の人の中に。
内容理解ができているかをチェックできる問題を
多めに配したせいもあるのですが、如実に出ました。

予備校での授業中に、僕の話を思わずうなずいて聞いてしまう人や、
話の内容に思わず「ニヤリ」としてしまう人は、
この「内容理解」ができているんです。
逆に次のタイプの人がヤバイのです。

(1)授業をうつむいて聴いている人
(2)板書を写すのに夢中で授業が聴けていない人
(3)復習がおろそかで授業内容が理解できない人
(4)ほかのことを考えてしまったり、うとうとしてしまったり、集中力を持続できない人

こういう人はたいてい僕と目が合わないんですよ。
目があっても、「聴いている目」ではないんですね。
よく講師が「目が死んでいる」って評するやつです。
ほかにも、残念なタイプはこんな人です。

(5)頭の回転が遅くて、授業のスピードについてこられない人

とくに授業時間の短い予備校では、
かなり高速でしゃべらなければならず、
こういう人が出てきてしまいます。
そういう人はたいてい、眉が「ハ」の字になるんですよ。
「もうちょっと説明してあげたいなあ」と思いながら、
時間が足りないため、先に進めざるを得ず、
非常にもうしわけない気持ちになります。
ごめんなさい。どうぞ直接質問しに来てくださいね。
そして、最後にもう一つのタイプがこれです。

(6)高校や以前の予備校での授業、もしくは何かの参考書で、日本史を理解した気になっている人

このタイプが一番もったいない人です。
本当は理解力もあるし、頭の回転も速いのに、
「自分はわかっている」という先入観があるため、
授業にのめり込めないんです。
だから「退屈顔」になりがちです。
そういう生徒をいかに授業に引き込むかが、
講師力として問われるわけですが、
この「自分はわかっている」という先入観をくつがえすのは、
なかなか難しいんです。
今回の模試では「弱点分析グラフ」をつけました。
80点以上の点数が取れているのに、
「正誤問題」と「授業内容の理解」の数値が低い人は、
もう一段階、上のステージがあるんだと気づいてください。
そこにたどりつけば、早稲田の正誤問題で超高得点がねらえます。
そう、暗記しておいて解くのではなく、
考えて解くタイプの正誤問題ができるようになるんです!
早稲田で正解率95%!な人は、こうして生まれているんです。