先日、車イスの母親を介護して、飛騨高山に行ってきました。ここは江戸時代に天領(幕領)となっていたところです。大名の領地なら城があるのが基本ですが、幕領の場合は違います。旗本と呼ばれる将軍直属の家臣が、郡代や代官となって派遣されます。高山の場合は代官でした。そして代官が住むのは城ではなく、「陣屋」です。高山にはそれが残っていました。これです。
車椅子に乗ったまま内部が見学できました。もっとも興味深かったのは、お白洲(しらす)です。
ここで裁判をやっていました。拷問のための道具も置いてありました。明治大学でも見たやつです。
古い町並みが残っていましたが、今回は母親の介護という任務があるので、見たいところをじっくり見ることはできませんでした。逆に自分だけだったら絶対乗らないものに乗りました。
人力車です。この人が人力車を引いてくれてます。
母親が乗ってみたいと言ったからなんですが、父親まで乗るとは思いませんでした。いや、3人乗ると値段が上がるのです。15分で6千円でした。肩たたき券で親孝行が済んだ頃がなつかしいです。
ちなみに僕だけ東京から高山に直行したため、往復11時間の高速バスに揺られました。その間は爆睡か原稿執筆でした。学生の頃にバスに酔わない訓練をしていたので、延々とパソコンに向かっていても大丈夫です。今度出る参考書の最後の原稿を仕上げていました。今月中に発売されるはずです。
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