今回歩いたトレイルは群馬県が売り出し中の「ぐんま県境稜線トレイル(仮称)」の一部でした。近年、ロングトレイルが全国各地に生まれているのですが、多くは山の稜線ではなく裾野や谷間を歩くものです。稜線の縦走歩きが好きな僕としてはそこが今ひとつ楽しめません。いっぽうこの「群馬県境稜線トレイル」は、その名のとおり稜線歩きが中心で、その距離はなんと100kmにもおよぶのです。これは稜線のトレイルとしては国内最長です!
トレイルは土合(どあい)(駅に地下ホームからの長ーい階段があることで有名)ところから始まって、谷川岳、平標山などを経由して、今回登った四阿山を越えて鳥居峠までです。
すでに赤いルートは道ができていて、あとは青いルートの開通を待つばかりの状態です。全通するのは2018年。開通すればトレランの人たちは大喜びでしょう。中には一気に100kmを走り通す猛者もいそうです。普通の人は無理せず分割して歩きましょう。お勧めは山歩きの後に温泉宿に泊まることです。このトレイルの周辺には有名な温泉がいくつもあるのです。
実際、このツアーでも下山後に鹿沢温泉(かざわおんせん)に泊まりました。「紅葉館」という老舗旅館で、湧きだしたお湯を薄めたりせずそのまま使っているという、大変風情のあるお風呂を堪能しました。
鹿沢温泉がある嬬恋村は観光にかなり力を入れています。パンフレットもたくさんあります。なかでも山歩きに便利なのが右端の『ツマゴイトレッキングガイド』です。
こんな地図が何ページも続いているんです。これなら地図を買う必要はありません。
たくさんいただきました。ご当地キャラ「ぐんまちゃん」は初めて知りました。
真田ファンは真田ゆかりの地をめぐるのも良さそうです。赤いパンフレットの表紙を飾っているのが岩櫃城です。