模試はできるのに、過去問が解けません(2)

地方にお住まいの受験生から、定番の悩み相談を受けました。

<Yさん>
僕は現在早稲田大学国際教養を目指しているのですがこの前実際に過去問を解いたところ50点中半分程度しか解けませんでした。センターの問題や模試ではいつも九割は固く日本史の偏差値は現在70弱あります。あと残された時間で確実に7割5分~8割~とれるような力をつけるためには具体的にどうすればよろしいでしょうか?なんとしても早稲田国際教養に入りたいです!

<石黒>
まず何よりも、センター試験や一般的な全国模試レベルであぐらをかかないことが重要です。もう一段上のレベルを習得する気持ちを持ってください。そうしなければ早稲田の問題は解けないのだ、と。

あとはどういう手段で細かい知識を習得するか、ということになります。予算的に厳しければ、用語集を全部覚えるとか、教科書2冊くらいをすみずみまで習得するとか、はたまた早稲田の過去問を全学部20年分くらい解くとかいうことになります。

短時間で効率よく習得したい場合は、次のステップが賢明です。
(1)『読むだけ日本史(1)』で赤字だけでなく、黒字も含めて知らない知識がないかを確認する。
(2)『難関大用語集解』で細かい知識を得る。ここでは、『読むだけ日本史(1)』、『日本史でるとこ攻略法』『日本史事始』に掲載していない細かい内容を説明しています。
(3)早稲田の正誤問題で、歴史事項の「内容」の理解不足で正解できない場合は、『でる日講義−経済・外交史(前近代)−』を受講して、どの程度まで深い理解が必要かを身をもって知る。

これが前近代部分の対処法です。ここまでやってもう一度過去問にあたってみてください。それで正解率が高まっていれば、同様な学習を近現代でもおこなってください。

また、文化史分野も手薄になってしまっていないでしょうか。文化史の失点は、合格の足を引っぱる定番の原因です。

模試では得点できるのに、志望校の過去問で点数が出せない受験生は、とくに自分のペースに陥りがちな独学生によく見られます。過去にブログでも取り上げました。対処法もアドバイスしていますので、こちらも参考にしてください。
早稲田政経の論述対策アドバイス
模試はできるのに、過去問が解けません(1)

でる日講義−経済・外交史(前近代)−

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