夏休みの近現代の学習法(再)

夏休みが始まって3週間ほど経ちましたが、予定通り進められていますか? 思うように成績が伸びていない人は、油断しているとあっという間に2学期が始まってしまいますから、1学期よりもぐっとスピードを上げて、取り組む必要があるでしょう。夏休み中に、1学期の復習と近現代の骨組み作りを同時に進めてください。
予備校の夏期講習で近現代の講座を取らない場合は、自分できちんと対策をしておいてください。2学期が始まって複雑な近現代に入ると、とたんに伸び悩んでしまう人が、毎年必ず出てきます。準備万端でお願いします。

近現代の対策講座を受講できない場合の勉強法について、質問を紹介します。

<Kさん>
(前略)2学期からの近現代のためにも早い時期から対策を練りたいのです。今のところ読むだけ日本史(近現代)と本当にほしかった近現代問題集をアチーブが終わってから2学期開始までやりたいのですが、いかがでしょうか?まだやる必要がないとかこの2冊の上手い使い方など教えてください。早稲田法学部の近現代の難しさと重要さは現役時に痛いほどわかりました。だからこそ不安になってしまうので。宜しくお願いします。

<石黒>
(前略)近現代の予習に関しては、夏休みに取り組んでください。講習を受講するのが最短コースですが、そうでない場合は、『読むだけ日本史(2)』を使って赤字用語を中心に習得してください。ただあれだけコンパクトな文章で、細かな内容理解までするには限界があるはずです。このため、どうしても2学期の授業で戸惑うところが出てくるかと思います。復習するのに時間がかかることを覚悟しておいてください。なお『受験生が本当にほしかった問題集』は、2学期の授業を受けてきちんと内容理解をしてからでないと解けないと思います。近現代は考えて解く問題が、より増えるのです。

予算に余裕のある方は、『でる日講義−つながる近現代−』をどうぞ。近現代の骨組みを920分にわたって丁寧に講義していますので、内容理解まできっちりできるかと思います。
こちらを使って進めている人からの質問も紹介します。

<Aさん>
今つな近が届いたのですがつな近+『受験生が欲しかった問題集』で近現代は大丈夫ですかね?^^愚かな質問ですみません〓それともテーマ史も講座を取るかでる日を買うかしてした方がいいでしょうか?つな近に付いてるまとめで大丈夫でしょうか?

<石黒>
MARCH以上の大学を考えるのなら、残念ながら『でる日講義−つながる近現代−』と『受験生が本当にほしかった問題集』だけでは十分とは言えません。去年、通年授業を受けていたA君なら、「つな近」の10面のまとめと、40面ノートを比較できますね? 「つな近」のまとめノートが、あくまでも骨組みのみに絞られていることがわかるでしょう。「つな近」で骨組みをマスターしたら、去年の40面ノートに戻るべきです。こうした質問内容から推測すると、A君はまだMARCHレベルまで、理解しきれていないのではないかと思います。今年は通年授業を受けていないわけですから、近現代の肉付けは、『でる日講義−経済・外交史(近現代)−』を使って、経済史と外交史を難関大の水準に引き上げてください。

でる日講義−つながる近現代−

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