数字というのは、覚えるのが得意な人と苦手な人がいるようです。
僕自身は、並んだ数字の形を印象づけられることがあるので、
わりと得意な方だと思っています。
でも以前、親しくしていた人から聞いて目ウロコだった話があります。
幼稚園の時に使っていた、出席した日にハンコをおす手帳の、
1月~12月の色と絵が、今でも頭に染みついているというのです!
だからその人の頭の中では、各数字に色があるわけです。
色で頭に残す方法は、もっともっと使ってもいいかもしれませんね。
って書いているうちに思い出しましたが、
僕は小中学生の頃、『サイボーグ009』というマンガが好きでした。
だから僕の場合は、001から009までの各登場人物と、
数字が結びついていそうです。
自然と覚える記憶法ってのは、もっと開発できるのかもしれません。
さて、その数字の覚え方について、質問メールをいただきました。
<Tさん>
石黒先生、こんばんは。前のページ復習してて7、11、13ページの年号が忘れやすい上に混ざって混乱しがちなんですが、先生はどうやって覚えているかを気になりました。よかったら教えてください。
<石黒>
7番ページのところはだいぶゴロを使いましたが、
11番や13番にある事件系の用語は、事件名のゴロがあるので、
事件名を順番に言えるようにした後は、
前の事件の「何年後」なのかだけ覚えました。
たとえば、梶原景時の乱がおこった1200年に、
3、2、8、34……と足していくわけです。
もっとも、今は、もう染みついてしまったので、
そんなことをしなくても反射的に年代は言えますが、
ちょっと心配になったときにだけ使っています。
……ってここまで書いて食い違っていたらいけませんが、
「年号」ではなく、「年代」覚えの話ですよね?
承和や昌泰、安和、明徳、応永などの年号、
すなわち事件名は、『日本史でるとこ攻略法』のゴロで覚えれば
いいのではないでしょうか。