近現代と文化史は平行してやったほうがいいですか?

相変わらず夏期講習が続いています。
今週は、ワセヨビの東京校と西船橋校で、
「日本文化史」と「テーマ別日本史」の授業をやっています。
ワセヨビでは、毎週70分の史料・文化史講座があるうえに、
講習でも計900分の文化史講座があって万全体制なんです。
ただし、ワセヨビの場合、受講生のレベルが
上から下までかなり広いので、学習が遅れている人は結構苦しそうです。
本気でMARCH以上を狙うためにはがんばってもらうしかありません。
一方、上位層にはしっかり「わかっている」顔の人がいます。
その点は安心なのですが、問題演習となるとまだまだつまずくようです。
テキストには「落とし穴問題」と言えるような、
ひっかかりやすい問題があちこちに入っています。
これを解いてもらうことも、今回の講座の大きな目的です。
決して覚えた単語をそのまま答える問題ではありません。
問題文をよく読んで、考えて答えを出す問題なのです。
だから答えを知ってしまったら最後。もう解く意味なんてありません。
テキストにはまだまだお土産問題がたくさんあるので、
そこでも「考えて解く」問題を十分味わってください。
くれぐれも言いますが、タネを知ってる手品はつまらないです。
謎解きこそが重要なので、間違えた問題をやり直す意味なんて、
ほとんどないのです。
考えぬいて答えを導きだす経験をたくさん積んでくださいね。

さて、河合塾で「早慶大日本史」を受講した方から、
感想と質問をいただいていました。
河合塾生はどうしても史料と文化史が弱いようです。
ワセヨビや河合塾高卒クラスとくらべて、
授業時間数が少ないので、必ずカバーしてください。
夏休みは最高のチャンスです。

<Hさん>
こんにちは。藤沢現役館でお世話になっているHです。夏期講習、本当に刺激をうけました。と、いいますか早慶大日本史の方では刺激どころかもう、心臓にぶっさりなにか刺されたんじゃないか?と痛い位衝撃的でした。と、いいますか本当に痛くなりました(笑)5講目は正直胃が痛くてもう泣きそうで後ろの席座ろうかなとか一瞬考えたりしたりしました…(5講目時表情怖かったらすみません…)とにかく自分の知識の浅さと文化史と史料の大切さと出来てなさ、そしてなにより早慶のレベルを身を持って知りました。そして夏期講習を通して40面ノートの偉大さも再実感しました。自分はまだまだ復元が甘いなあ、とも。でも、レベルの足りなさを叩きつけられて、ショックな気持ちよりも勝ちたい気持ちが強くなりました。受講前は模試近いし模試終わってから文化史とか史料やろうかな、とか思ってましたが、今もう、はやくやりたくてやり始めてしまいました(笑)模試が目標じゃないので。でも模試ももちろん今までやったところはしっかりとれるようにします。そして文化史の教材、やはり買わせていただく事にしました!お母さんの許可が出次第購入させて頂くので宜しくお願い致します。あと、近現代も映像で受けようと思っているのですが近現代と文化史は平行してやったほうが良いでしょうか?それとも近現代から先にやったほうが良いのでしょうか?この1カ月しっかりプランをたてて頑張ります!夏期講習でお疲れの所拙い文章を読んで頂き大変恐縮です。他校舎での夏期講習頑張って下さい。

<石黒>
近現代と文化史は、並行してでも別々に取り組むのでも、
どちらでもかまいません。
決して時間的に余裕があるわけではないので、
気持ちを集中させて講義を受けてください。
そして、見終えた直後から声に出して暗記してください。
それができるのが、家で映像授業を見ることの利点なのですから!
要領が良ければ、予備校で受講するより短時間で暗記できるはずです。
もちろん授業を見ながら用語をぶつぶつ言うのもアリですね。

『でる日講義−つながる近現代−』にも、
『でる日講義−とことん文化史−』にも、
問題がどっさりついています。
考えぬいて解く問題もたくさん経験できますよ。