ワセヨビとS.P.Sでは僕が作った校内模試を実施しています。
これは本当の入試レベルの問題なので、
よくあるカンタン模試とは違って100点は取れません。
正誤問題・史料問題・文化史問題などをとりまぜた、
結構ハイレベルな問題に仕上がっているんです。
ところで、そんな模試でも
しっかり7~8割を取っている生徒がいます。
日本史初心者で!
これは大変うれしいことです。
いや、それだけではありません。
ワセヨビでは毎月校内模試をやっているんですが、
その第1回は広範囲から出題しました。
未履修範囲を多く含むもので、いわゆる‘お試し模試’だったのです。
だから、日本史初心者はもちろん、現役生では全然点数が取れません。
平気で30点、40点なんて点数になってしまうのです。
ところが、第2回は奈良時代までの範囲で出題しました。
予備校での授業を受けて、どれだけ成績が上がったかを見るわけです。
驚いたのは高田馬場の東京本校の現役生です。
第1回にくらべ、30点、40点アップした人が何人もいるんです!
すばらしいことです。
(他の校舎にもいるんですが、東京校はその割合が高いです)
その一方で、高卒生の中には成績が上がらない人が目立ちます。
その理由をここで2つ挙げましょう。
(1)以前の勉強法から脱却できず、本気でノート覚えをしていない。
(2)入試とはズレた日本史知識の先入観に支配され、授業でのポイント説明を吸収していない。
まだほかにも理由はありますが、
とりあえずこの2つをなんとかしないと、
今後は成績上昇組に抜かれる一方です。
近現代部分については、幸い夏期講習で先取り学習ができますから、
せめて近現代だけは、早いうちに過去の知識をぬぐい去ってください。
ちなみに通常授業を受けている人で、
まだ勉強法に悩んでいるという人はいるんでしょうか?
悩むも何も、そんなものはもう過去の偉人が確立しています。
(パソコンでごらんの方はこちらからどうぞ。)
それをまねるところから始めてください。
今までの自分のやり方にしがみついていたら
伸びるものも伸びませんよ。
まとめを覚えてたくさんの情報を定着させる勉強法は、
やったことのない人には慣れないことでしょう。
しかし、高得点を取るのにこれ以上の方法はありません。
「今からでも間に合いますか?」
と聞く人がいますが、
「そのまま伸びない勉強法を続けるんですか?」
と逆に聞きたくなります。
なんだか‘逃げ’の姿勢に見えるのは気のせいですか?
硬直した古い考えにしがみつき続ける人たちは、
斬新な考えの人たちに滅ぼされるんですよ。
歴史を学べばわかるはずです!
……って、学んでないのか。
40面ノートの勉強法は、こちらにあります。
(パソコンでごらんの方はこちらからどうぞ。)
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さあ、すでに日本史を勉強したことのあるみなさんは、
この初心者でも8割が取れているという事実を
黙って見ていられますか?
放っておけば授業内容は忘れますから、取り戻せなくなりますよ。
その逆に、今回上がった人たちは、
まだもう少し‘のびしろ’があります。
だって、まだ100%の力をふりしぼってないでしょ?
授業が進むと復習も増えて、だんだんキツくなっていくでしょうが、
なんとか1学期を乗り切ってほしいものです。
がんばりましょう。