慶應大文学部を狙っている二人の方から、同じ悩みのメールが来ました。どうしてそこまで同じ悩みなのか、笑えます。しかも、二人とも藤沢方面の人でした。
<Uさん>
そろそろ論述にも本格的に取り掛かろうと思って慶應の文学部の問題をやってみたのですがどうしても字数が埋まらず文章もぎこちなくなってしまいます。もし何か具体的な対策や偉人の方々がどのようにしてあの問題をのりきったのか教えていただけるとありがたいです
<Hさん>
私は慶應文学部第一志望なんですケド論述対策って具体的にはどうすればいいんですか??字数が100字前後なんですケドいつも60字ぐらいでネタ切れになってしまうんです(>_<)お返事待ってます☆★
<石黒>
慶應(文)の場合、論述できちんと得点しないと合格が厳しくなります。文字数から考えると配点がそれなりに高そうだからです。今、合格者にアドバイスをもらっているところなので、しばらくお待ちください。どちらにしろ練習を積んでおかないといけませんが、慶應(文)専用のベストな教材がないのが困りものです。
というわけで、今現在、慶應(文)に通っているMさんから、アドバイスをいただきました。いやいや、ほんとにみなさんよくアドバイスくださります。ここを見て参考にしている方は、合格したあかつきには、後輩にアドバイスしてくださいね。
<Mさんからのアドバイス>
論述は、いかにキーワードを盛り込むかが重要です。また、授業中の先生の説明はあくまでもしゃべり言葉なので、論述問題で説明するのには、特別な言い回し(要は固い書き言葉ってことです)を、使う必要があります。そこで、論述でよく問われるようなところは、そのキーワードや特別な言い回しを、決まり文句として覚えてしまうのです。例えば足高の制だったら、「在職中のみ不足分を支給」「人材登用と財政負担の軽減」とかです。先生は論述が必要な人のことも考慮して授業をされているので、時々、こういった論述用の言葉を授業中に言ってくれます。ノートの青枠の中にも、論述に使えるフレーズが盛り込まれていることが多いですよ。また、『読むだけ日本史』で使われている表現も非常に参考になり、こうした言葉を使うとうまく書けます。
問題集は、Z会の『日本史論述のトレーニング』を使いました。ただ、これは国公立向けの問題が多いので、すべて解く必要はないと思います。字数などを参考にして、取捨選択するべきです。必要ないと思った問題は、解答や解説を読む程度で、どういうところが問題になるのかがおさえられればいいと思います。
なるべく多くのキーワードを使うことを心掛けて、うまく説明できるようにがんばってください!