宮田さんへの質問大会(1)

授業でも紹介している偉人の宮田さんが、
ありがたいことに受験生からのメール質問に答えてくれました。
まずは、8月末にいただいた質問です。
この時期でも、十分参考になる話だと思います。

<Kさん>
こんばんわ。今日は色々お話してくださりありがとうございました。明日まとまった時間をとってしっかりやるべきことを確認するつもりです。お話していただいた宮田さんにメールの転送お手数ですがお願いします。

こんばんわ。初めまして。早稲田予備校に通っているKと申します。突然すみません。石黒先生に宮田さんのことをお聞きし、お話が聞けたらと思ってメールしました。私は今浪人をしていて早稲田大学を第一志望に考えているのですが、早稲田予備校に通いながら○○(予備校名)にも行っています。一学期、夏休みを通してやってきて、うまくバランスを考えて日本史、英語をこなさなければいけないということを考えてきたのですが、そのバランスのとり方が未だにつかめずにいます。どれをどこまで、それをどうやって取捨選択していたかなど宮田さんがどのようにやり繰り、両立していたか教えていただけたら幸いです。突然で申し訳ないのですがアドバイスお願いします。

<宮田さん>
初めまして。宮田です。
返信が遅くなってしまい申し訳ございません。
お役に立てるかわかりませんが、私なりの意見を申し上げます。
まず質問があります。
Kさんは、日本史、英語、両方苦手科目なのでしょうか?
どちらかといえば得意で、
勉強法も割と確立されてるのはどちらですか?
両方、ボロボロですか?
ひとくちに英語が苦手、日本史が苦手、と言っても、
そこには様々な原因が考えられますよね。
そこら辺は、細かく分析出来ていますか?
それによって、
これから何に重点を置くのか変わってくると思います。
バランスを取る、というのは、
力の抜き所を見つける、という事と似ているのかもしれません。
全部正攻法、体育会系で攻めていたら当然息切れします。
時間がないのなら、
簡略化しなければならないモノも出てくるでしょう。
でも、なるべく効果を下げない方法で簡略化しなければ意味がない。
取捨選択といいつつ、結局は全部やらなきゃいけないんです。
苦手なら多くの時間を取る、時間が取れないのなら密度を濃くする。
簡単に言ってしまえばこれだけの事なんです。
○○(予備校名)での勉強量は確かに相当なものです。
しかし、やらなければいけないものが具体的に用意されている分、
楽だとも言えます。
基本的な時間の使い方は、
他の受験生と何も変わらないのではないでしょうか?
単語が苦手なら時間をかける。
長文が苦手なら毎日解く。
日本史は復習に重点を置いて、隙間の時間を徹底利用する。
英語は机に向かってやるものが多いから、
日本史は机に向かわないでやる。
多くの偉人がやってきた事です。
どうでしょうか。
すみません、期待なさっていた返答とは違ったかもしれません。
私がどうしていたのか、具体的な話をお求めでしたら、
お手数ですがまたメールを下さい。

<Kさん>
お忙しいところ返信ありがとうございます。得意、不得意を聞かれたとき、2教科ともどちらでもないというのが最初に浮かんだ答えです。これがひとつ自分の見直す部分かもしれないということを思いました。宮田さんからご指摘があったように、どこが自分にとって欠点か、何が不足しているか、だから何を優先するという自己判断することができていません。傲慢にではなく冷静に必要なことから埋める、濃度をあげる、もっと意識してやっていきます。お忙しい中ありがとうございました。

※編注:都合により、文章の一部を伏せさせていただきました。

明日はもう一人の質問と回答を紹介します。