来る日も来る日も入試問題の入力に明け暮れています。
まあいくらやっても終わらないんですけどね。
そして入力すればするほど、
『MARCH学習院あるあるチェック』を、
バージョンアップする意欲が湧いてきます。
でもね、冬に発売する教材はそれだけじゃないんですよ……。
もう一つ早慶大向けの論述対策教材も考えてるんです。
というわけで今日は、
その早稲田の論述対策についての質問を紹介します。
<Xさん>
質問がいくつかありメールを送らせてもらいました。化政文化の政治・社会思想のところで三浦梅園の「価原」が用語集では「価源」になってるんですがどちらで書くべきでしょうか?
あと日本史事始の65番の問6のエの「不忍池図」の「池」が「地」になってるので見てみてください。
最後に早稲田の論述の質問なんですが早稲田の論述は近代・近現代が出題されているのですがどのくらいの時期から意識したほうがいいですか?実は僕は去年△△大宮校に在籍していて論述のことを先生に聞いたら「戦後が出たらしょうがない」と言われ実際は早稲田商学部で出題され一緒に△△にいた友達とかもみな撃沈だったんです。なので今年はこの時期から対策をしたいんでお忙しいと思いますが御意見宜しくお願いします。
早稲田では政治経済学部と商学部で論述問題が出題されるため、
まず、どちらを志望しているのかを聞いてみました。すると……。
<Xさん>
早稲田政経と商も両方の学部です。やはり早稲田を受けるのに39番ページの範囲にあたるところの論述対策をやらないなんてありえないですよね。赤本をやっておかしいとは思ってたんですが言われたことをやればいいのかなと思ってたので。。。去年△△で受けてたのに40面ノートに載ってる事でも聞いたことないものもあります。先生によってこんなに違うなんてびっくりしました。では御意見よろしくお願いします。
<石黒>
『価原』については、
なぜか新しい用語集だけが「源」となっています。
その他の多くの辞書・教科書は「原」なので
『価原』で良いかと思います。
『日本史事始』の「不忍池図」については、
スキャナ読み取りミスです。
ご指摘ありがとうございます。
それから早稲田の論述ですが、
商学部の場合は文字数が短めなのと、語句指定があるため、
正しい歴史理解と、教科書風の文章を作成する能力があればOKです。
教科書や『読むだけ日本史』や、
でるとこプラスで配布されている論述対策プリントの解答などを、
読んで慣れておいてください。
これに対して政治経済学部は
文字数が多いため十分な対策が必要です。
以前は戦後からの出題でしたが、
今年は戦前(昭和)から出題されたので、
近現代部分ならどこが出されても大丈夫なようにしておきたいです。
こちらは、でるとこプラスのテキストの問題を解くとともに、
過去問にもあたっておいてください。
問題を自作して解答作成能力を養う人も多いですよ。
どちらにしても言えることは、昨年の学習など振り切って、
新たな気持ちで授業内容を吸収するようにしてください。
X君はまだまだ早稲田のレベルには達していないと思います。