一橋大対策で『でる日講義』は使えますか?

今年はなぜか一橋大をめざすと言う受験生を何人も見かけます。しかし、国公立大はセンター試験の科目数が多いため、一筋縄ではいきません。広く手早く学習する能力が必要とされています。僕自身は国語や日本史も好きだけど、数学や生物も好きだったので、その特性を活かせるのはむしろ国公立大だと思っていました。当時は教員をめざしていましたが、社会科とは決めていなかったので、二次試験も国語と数学を選択したほどです。

さて、一橋大の二次試験に課される日本史論述問題は結構難しく、その対策にはかなり労力が必要とされます。こんな質問をいただきました。

<Mさん>
はじめまして。一橋大学社会学部を第1志望にしている高校3年生です。学校での日本史の授業は高2のときには旧石器~江戸時代高3の授業では開国~といった感じで2学期の頭に通史が終わる予定です。通史の近現代の範囲の理解は学校の授業で大丈夫だと思っていて前近代の通史の理解があいまいなのですが、そこで、経済・外交史(前近代) 18,900円、経済・外交史(近現代) 18,900円の購入を検討しているのですが、一橋大学の日本史を受験するのには適当でしょうか。(ちなみに併願の私大は数学で受験しようと思っているので私大特有の問題対策は必要としていません)よろしくおねがいします。

<石黒>
『でる日講義−経済・外交史−』につきまして、ご検討いただきありがとうございます。
一橋大の論述対策は二段階が必要です。
(1)歴史の流れを因果関係や背景をつかみながら、深い部分まで理解する。
・とりわけ一橋大が好む経済分野は、かなり踏み込んで理解する必要があります。
(2)入試で加点対象とされるような文章の作成能力をつける。
・教科書を読み込んで、難しい言い回しに慣れてください。実際に論述問題にあたって、解答を作れるか何度も試すべきです。

お問い合わせの映像教材は、上記の2つのステップの(1)をクリアするのに有用です。早慶上智などの難関私大を意識しているので、講義中に非常に細かい知識も出てきますが、それを横に流しつつ、メインの流れを深いところまで理解してください。上記の「因果関係」などはかなり話しています。

<Mさん>
返信ありがとうございます。これから親にお願いをしようと思います。さらに質問で恐縮ですが「日本史事始」と聞くだけ日本史「内閣編」と「あるある正誤問題」はどういった教材でしょうか。日本史を一橋二次試験とセンター試験のみの私には有効でしょうか。それともオーバーワークでしょうか。よろしくお願いします。

<石黒>
各教材の詳しい説明はブログ・サイトをごらんください。中身のサンプルも視聴いただけます。センター試験対策には『あるある正誤問題』が非常に有効です。『日本史事始』『聴くだけ日本史−内閣編−』は私大受験用です。

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