地方からはるばる夏期講習を受けに来てくれる方へ

毎年、早稲田予備校には、遠方からはるばる、夏期講習や冬期講習だけを受講しにきてくださる方がいます。一番すごかったのは、去年、九州から来てくださったKさんでした。おめでとうなみなさんに合格報告をくださったのですが、あのたったの5日間だけで、たくさんのものを吸収し、その後のひとり勉強に生かして、なんと大隈記念特別奨学生になってしまったのです。

さて、今年もそんなすごい人がいるのでしょうか?そんな遠方からの問い合わせメールを1通紹介します。

<Sさん>
石黒先生、初めまして。一浪、慶応・法志望のSというものです。現在、関西地方の××に通っています。実はいま、夏期講習を今通っている××で取るか、もしくは東京までいって先生の授業を受けようか迷っています。××で受けている先生は正直教え方がうまくありません。石黒先生のようにデータに基づいて授業を展開してくれるなら本当に嬉しいのですが、無駄な知識を覚えさせられてる気がするのです。ただ、心配なのは先生のレギュラー授業を受けていなくても夏期講習はついていけるのかということです。今は△△先生の◇◇を中心に勉強しています。もしついているのでしたらどの予備校の講座をとればよいのでしょうか?今週の木曜日までに××は夏期講習の申し込みが締切なのでそれまでに返事をいただけたら嬉しいです。

<石黒>
S君、初めまして。一般に関西方面の先生方は、早慶上智などの関東の超難関大をあまり意識していないと言われているため、S君の指摘は正しいかもしれません。また、S君が今使っている参考書も、けっして入試出題率に従って書かれたものではなく、必要ない単語が赤字になっていたり、覚えるべき単語が載っていなかったりするようです。なので、もし予算に余裕があるなら、こちらで受講してみてはいかがでしょうか。昨年、九州からはるばるやってきた現役女子で、「東京の人たちはこんなに質の高い授業をうけているんだとよい刺激になりました。おかげで政経で大隈記念特別奨学生に選ばれました。」と感想を送ってくれた人もいます。自分の学習レベルを下げないためには、過去問を時々解くのが良いです。既習範囲を大問ごとに解いてみてください。厳しめに勉強していれば夏期講習にはついてこられると思います。そして講座ですが、僕がテキストを作っている早稲田予備校かS.P.Sの講座をお勧めします。テーマ別日本史・日本文化史・早慶難関大の日本史が、役に立つと思います。詳しくはでるとこサイトを見てください。

<Sさん>
先生のホームページを拝見し、早稲田予備校の講習を受けようかなと思いました。出来れば、テーマ史・文化史・早慶日本史すべて受けたいです…↓。しかし、金銭面に加え、今所属している××の夏期講習との兼ね合わせもあり非常に悩んでいます。ボクのように地方から上京してくる生徒は大体何講座ぐらいとるのでしょうか?
また、仮に先生の授業を受けることになれば、夏までの間にどのような勉強をして準備をしておけばいいのでしょうか?既に述べたように、今は◇◇を中心にやっています。文化史に関しては、◇◇に手を出していなかったためブログに載っていた先生の参考書を購入しようと考えています。ただ、古代~近世?の政治史・外交史の参考書はなかったような気がするのですが、そこは今まで通りやったらよいのでしょうか?なにかお薦めの参考書などがあれば、教えてください。お願いします。

<石黒>
地方から来る生徒はなかなか長期間東京にいられないため、2講座くらいになりがちです。この前のメールで紹介した九州の人は、テーマ別日本史などを受けた後、早慶難関大の日本史も取りたくなったそうですが、やむなく帰って行きました。勉強法についてはブログに「石黒の授業を、受講できない方へ」というエントリーがありますのでご覧ください。