石黒の授業を、受講できない方へ

でるとこサイトを見てくれている人が増えているようで、ありがたく感じているのですが、非常に悩ましい質問メールが来ました。

<Sさん>
僕は今年第1志望に失敗してしまい、もう1年勉強することにしました。来年は早稲田大学を目指そうと思っているのですが、関西に住んでいるので先生の授業を直接受けることがどうしてもできません。早稲田の日本史といえば先生についていきたいと思っているのですが、先生の出されている教材で40面ノートに代わるような、これをやればいいとゆうものを教えていただけたら幸いです。

<石黒>
残念ながら、40面ノートにかわるものはありません。そもそも40面ノートがあるだけでもだめなんです。よくノートのコピーをほしがる人がいますが、単語と単語の行間の説明は授業でやっているわけですから、それがなければ意味がないんです。

じゃあどうするのが「ベター」かというと、まず、文化史は「でる日講義」を使ってください。値段が高いと感じる人がいるようですが、一般入試の3割を占める文化史があの値段なら、安いものでしょう。演習問題までセットに入っています。

問題は政治史です。次のことをしてください。

<古代~近世>
(1)『読むだけ日本史(古代~近世)』の赤字で、A~Cランク用語すべてをGETできます。Dランク用語が黒字の中に含まれているので、できるだけ黒字部分も習得してください。

(2)その他のDランク用語は問題集・過去問などで補ってください。僕の教材としては、『日本史でるとこ攻略法』『あるある正誤問題』を使ってください(※)。

<近現代>
(1)『読むだけ日本史(近現代)』を使って、大まかな流れを理解してください。こちらはA~Cランク用語はすべて網羅されておりません。

(2)『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』を解いてください。問題文・解説文の赤字もA~Cランク用語なので、それも全部覚えてください。ほかにも黒字部分やノーマーク用語などに、Dランク用語を網羅しました。近現代部分のA~Dランク用語がすべて網羅されているのです。

(3)『聴くだけ日本史−内閣編−』で内閣ごとの整理をしてください。難しいできごとの解説が入っているので、習得してください。

最後に、直接授業を受けない人は、日本史では8割をめざし、時々過去問を解いてみては、自分のレベルを確認してください。そして、英語や国語で日本史の弱さを補うべく、そちらは8割5分をめざす勉強をしてください。独学で勉強しやすいのは、英国の方だと思います。用語集をすべて暗記しようなんて考えている人がいますが、ムダが多いのはもちろん、英語に時間を回せなくなって撃沈するのが定番です。

誤解しないように、付け足しますが、通年の授業を受講する人は、日本史では9割取ってください。

※追記
現在は古代~近世の問題集としては、『日本史事始』ができたので、最初にこちらをお勧めしています。