コツコツと続けていた撮影が終わりました。
今回撮り終えたのは『でる日講義−経済・外交史(近現代)−』です。
前近代編を昨年10月に発売したので、
今度の近現代編と合わせてようやく完成したわけです。
あの時はいつも使っているスタジオが借りられず苦労しましたが、
今回は大丈夫でした。
通年授業がなく、わりと時間的に余裕のある時期に撮影したので、
また一段と入念に作り込んでしまいました。
単に近現代の経済史と外交史だけではなく、
オマケ的な講義もいろいろ入れたのです。
ところで、早稲田をめざしている地方の方から、
質問メールをいただきました。
<Mさん>
初めまして。先日第一志望の××大学(国立大)に落ち、浪人が決定した者です。訳あってこの一年は現役時に目指した××大学ではなく早稲田を目指そうと思っているのですが、こうした私大最難関の日本史を攻略するためにはどのような勉強をしていけばいいのか、分かりません。英語、国語などは独自の計画を立てており、それなりに自信をもって進めていこうと思っているのですが、「あまり差がつかない」と言われる日本史に関しては、差がつかないだけに一層慎重になってしまっています。(問題集の類も少ないですし・・・)現役時代に私大を文字通り「ひとつも受けていない」状態であり日本史は特別私大向けの対策をしたことがなく、さしあたり何をすればいいのかさっぱり分からず途方に暮れています。(具体的には、K塾、O文社の論述問題集と山川教科書を中心に国立の論述対策ばかり講じていました)強いて言えば、もともと日本史が大好きだったので、3年に進級する前までに道楽で某T進の一問一答を徹底的にやりこんでいたくらいです。地理的、金銭的な問題で予備校には行けないいわゆる宅浪ということもあり、今回このような初歩的な質問をさせていただきました。(中略)あと、なんの参考にもならないかもしれませんが、私個人の成績としてはセンター97点記述模試(全統・進研)は平均して偏差値75くらい(マークはどれも90点を越えていたと思います)でした。基礎は人並みにできあがっているとは思うのですが、早慶受験者からすれば当然の数字のような気がしますし・・・やはり不安です。勉強法に関して何かアドバイスを頂ければ幸いです。お忙しい中、メールでこんな質問をして申し訳ないと思っていますが、本当に困っているのです・・・。
<石黒>
メールをくださり、ありがとうございます。
今、M君が抱いているのは受験生からの定番の質問で、
そうした問いに対する答えは、すべてサイトやブログに書いています。
申しわけありませんが、
まずはそちらを読んでみていただけないでしょうか。
でるとこサイトでしたら、
こちらのページから読み進めるとわかりやすいと思います。
(パソコンでごらんの方はこちらからどうぞ。)
一通り読んでも疑問がありましたら、またお問い合わせください。
なお教材に関しては、それだけの基礎知識があるなら、
まずは『でる日講義−経済・外交史−』や
『でる日講義−とことん文化史−』がお勧めです。
講義を聴くことで早稲田の水準が一発でわかるかと思います。
逆にそこで知識不足を感じた場合は、
内容が複雑で普通の受験生が十分習得できていない近現代を、
『でる日講義−つながる近現代−』で受講することをお勧めします。
どちらにしても、「あまり差がつかないと言われる日本史」とは、
初めて聞く話で驚きました。
<Mさん>
返信ありがとうございます。ブログの方、読ませていただきます。差がつかない、というのは現役時代に学校の進路担当に言われたことなのですが、間違っているのでしょうか・・・?
<石黒>
それは正解率が何割くらいに集中することを言っているのでしょうか?
僕の授業の受講生の中には、
1問ミスや満点を取る人も何人かいましたよ。
また、M君自身が過去問で何割取れるのかを
試してみたら良いかと思います。