尾瀬のプーさん

受験に無関係な話を2日も続けてしまってすみません。

アヤメ平に登ってみると稜線上に池塘が点在しているのが、
非常に不思議な感じがしました。
ここはいわば山のてっぺんですから、
どこかから水が流れ込んできているわけではないのです。
単に雨水がたまっているだけなのです。

アヤメ平から燧ヶ岳

写真はアヤメ平から見た燧ヶ岳です。
この山にも10数年前に登ったことがあります。

実は、今回の尾瀬ではかなり怖い思いをしました。
竜宮小屋からアヤメ平に登る途中で、
大きな蜂がつきまとってきたのです。
僕はふだんから蚊の音などに敏感なタイプなので、
蜂の羽音はすぐ覚えてしまいました。
その音に気を配ってみると、
どうも歩いている僕の周りを回ってるんですよ。
ジロジロ観察しているかのようです。
これはヤバイと気づきました。
その時の僕は、真っ黒なザックを背負い、
上半身はわりと濃いめのいでたちだったからです。
蜂にとって、巣の蜜を食べてしまう熊は敵です。
だから黒い大きなものを見ると集団で襲ったりするそうです。

思わず固まってしまいました。
へたに動いて身体が蜂にぶつかったら、
大変なことになるかもしれません。
頭には帽子をかぶり、紫外線防止のためのサングラスをかけ、
首筋や顔をかくせるシェードをつけていましたから、
肌が出ている手をその中に隠し、
じっとしながら耳をそば立てたのです。
そうすると羽音が近づいてきて、
頭だかザックだかに蜂がとまっているようなんです。
待ちました。
まるで石か木にでもなったかのように、息を殺して、じっと。
一方、蜂はときどき羽音を立てては、
僕のどこかにとまるのです。
数分間、そうしていると、ようやく蜂が遠ざかったので、
急いでその場から立ち去りました。
ぐっしょり冷や汗をかいたのは言うまでもありません。

十分逃げ切った後、黒いザックを衣類で覆いましたが、
その後も何度か蜂にまとわりつかれ、たびたび恐怖させられました。
誰でもなく自分が‘プーさん先生’になっていたわけです。
ブログにあんなことを書いたので、呪われたのかもしれませんね。

この時期に黒いザックで山に行くこと自体、
まだまだ初心者だとも言えます。
そういう意味では、独学受験生を笑うことはできませんね。
derutoko.com では、地方の独学受験生を応援していくつもりです。
新コンテンツを準備中なのでお待ちください。

追記 そういえば‘ぞーさん先生’なんて書いてしまったので、
   動物園やインドに行く時は注意した方が良さそうですね。
   でもそれ、言ったのは僕じゃなくてスタッフでした!
   襲われるのは僕じゃなさそうです。