あざみ野からのメッセージ2018(2)つづき

前回のつづきです。

<Sさん>
集中力が持続できなかった。なので、復習をしっかりと工夫して取り組もうと思う。

<石黒>
あらら。授業では、教科書や参考書には書かれていない、もしくは書かれていてもわかりにくいことを話しているつもりです。それに気づくのが遅いと「のこったのはノートだけ」という残念なことになってしまいます。

<Tさん>
復習用におすすめの問題集は何ですか。

<石黒>
具体的にコレと言えるものはないのですが、過去問を利用したもので、解説のしっかりしたものを選んでください。

<Iさん>
暗記の仕方がもっとくわしく聞きたいです。あと、自分の志望校の出題傾向は聞きに行ってもいいのでしょうか?

<石黒>
出題傾向はまだ始まったばかりの今聞いても理解できないと思います。授業内でかなり話していくのでそれをメモするのがベストです。
暗記の仕方はブログの「勉強法-政治史」というカテゴリーを見るといろいろ書いてあります。ここを見てもらうとかなり参考になるはずです。

<Hさん>
赤本は、自分の受けたい大学の学部を解くべきですか?希望は、早稲田の商です。

<石黒>
もちろんです。

<Sさん>
史料問題の対策はいつからはじめるべきですか?

<石黒>
今です。授業にそってやるのがもっとも効率がいいです。

<Tさん>
ノートの右スペースにはどのような写真を貼るのがおすすめでしょうか。色々な候補があってつい迷ってしまいます。

<石黒>
1番ページのことですよね? 打製石器・磨製石器・縄文土器・弥生土器・農具あたりです。

<Mさん>
一問一答集は買った方がいいですか?

<石黒>
いりません。

<Nさん>
暗記は、声で発声する他に良い方法はありますか?

<石黒>
なぐり書きするのも良いですが、頭の中に文字を書くのもアリです。

<Hさん>
古墳時代から先の飛鳥時代などはどこからかというのを区別するのは必要ですか?(何の出来事からかなど)
飛鳥と奈良の間など、予習をしていてもどこからなのか分かりません。

<石黒>
古墳時代と飛鳥時代は重複するので区切れ目がわかりにくいですね。しかし問題を解く際に区切れ目がわかっていないと解けないことはあります。飛鳥と奈良の間はそれはもう710年ですよ。

<Nさん>
ありがとうございました!小さい頃「日本の歴史」の漫画をよく読んでいたのですが(一番有名?なものです)、今日の授業でちがうところがやはりありました。
今でている漫画なども、いいものはあまりないですかね?

<石黒>
うーん、今さらマンガはどうかと思います。あくまでもイメージを描きやすくするための道具ですから。

<Kさん>
一橋志望の者です。日本史は慶応の商学部で使う予定なのですが、慶応商学部の日本史を満点とるには、先生のノートだけで可能でしょうか?

<石黒>
それはさすがに無理です。9割で十分ではないですか?

<Fさん>
学校で、聖徳太子は(家が)蘇我系の人物だったため暗殺されてなかったと習いましたがそれは違いますか?

<石黒>
それは安易な理解かと思います。歴史上、同族同士が殺し合うのは枚挙に暇がありませんから。

<Kさん>
慶応大が好むのは推古朝近ぺんと歴史書以外になにがありますか?

<石黒>
え゛、それをここで公開しろと言うのですか?(笑)

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