11月でも蒸し暑い沖縄の旅(6)

戦争遺跡を回った後は世界遺産に登録されいているグスクを見に行きました。中城城(なかぐすくじょう)と勝連城(かつれんじょう)は前に来た時に見たので、今回は今帰仁城(なきじんじょう)に向かいました。

14世紀の沖縄には北山・中山・南山という3つの国がありました。この時代を三山時代というのですが、今帰仁城は北山の中心であったグスクです。入試でもごくまれにこの今帰仁城が三山のうちのどこにあったかが問われるので、ぜひとも見てみたかったのです。

今帰仁城1

今帰仁城2

例によって曲線美あふれる石垣です。ただし残念ながら当時のままで残っているわけではありません。大きく壊されたところもあったり、修復されたところもあったりします。ここではガイドさんが一対一で非常に詳しく説明してくださったので、沖縄独特の信仰とかがよくわかりました。

翌日は座喜味城(ざきみじょう)に行きました。こじんまりとしたグスクです。

座喜味城

こちらは入試で問われることはありませんが、人がほとんどいなかったので動画が撮れました。グスクの特徴がよくわかるので良かったら見てみてください。

入試で問われる沖縄史定番の用語というと、ほかにも「按司(あじ)」とか「冊封使」とかいくつもありますが、その一つに『おもろそうし』があります。これは琉球の古代歌謡「おもろ」を集めた歌謡集で、博物館にそのレプリカがありました。
おもろそうし

さあいよいよ沖縄史を扱う冬期講習が始まります。がんばりましょう。

※沖縄史はこちらの映像教材で学べます。
『でる日講義-アラカルト-』
頻出テーマの沖縄・北海道・女性史を、直前期に総ざらえしてみませんか。