長崎・五島列島の旅(1)

先月、長崎県の五島列島に旅行してきました。たくさんの島が重なり合って見えるのが好きで、瀬戸内海の島々も何度か行きました。なぜだか島の合間を縫って船が進むのも好きです。五島列島の場合は、日本の西の果てというところが味わい深いですね。
五島列島の位置

古代には遣唐使船がここに立ち寄りました。ここで最後の風待ちをして大海にこぎ出すのです。公園に遣唐使船がありました。
遣唐使船

遣唐使船は遭難することも多く、命がけの旅でした。
空海
これは804年の遣唐使船に乗った空海の像です。石碑には「辞本涯(じほんがい)」と書いてあります。「日本のさいはてを去る」という意味です。

今回は事前準備をほとんどしないまま家を出てしまったので、現地で勉強しようと福江島の資料館に向かいました。受験日本史の知識として、五島列島が「遣唐使」「倭寇」「隠れキリシタン」にゆかりの島だということはわかっているので、そのあらましを知った上であちこちを回ろうと考えたのです。

ところが資料館に行ってみると、「長期休館中」と張り紙がされていました(泣)。展示物の入れ替えのためだそうです。開館は1週間後なのでどうにもあきらめきれず、ちょうどやってきた職員の方にお願いしてみましたが、やはり見せてはもらえませんでした。

ちなみにこの資料館は城跡に建っているのですが、その城郭のど真ん中には高校がありました。
城の中にある五島高校
こんな門をくぐって毎日登校するというのは、城マニアの僕からするとうらやましい限りです。

どこでも史料問題

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