畿内めぐり(10)-平城京-

長かったこのシリーズも最終回となりました。というか「まだ続いてたの?」ですよね……。すみません。

今井のあとは平城京に向かいました。前に来たときにはまだ大極殿が再建されておらず、資料館を見ようとしたら休館日だった(!)というおきまりの地雷を踏んだ場所なのです。今回の目的はその資料館を見ることと、高さが9階建てのビルに相当するという大極殿を体感することでした。

お作法どおり南からアプローチしました。まずは朱雀門です。大内裏の正門ですね。

でかいです。左下に警備のおじさんが歩いているのがわかるでしょうか。この門をくぐると大極殿がはるかかなたに見えました。
↓こんな感じです。

電車が走っているのが見えますか? この踏切をこえてずーっと進んでいかなければなりません。大内裏の広さが感じられるでしょうか。


平城京の広さは東西4.3㎞、南北4.8㎞です。その中の北部にある大内裏(上記の図のオレンジ部分)だけでもこんなに広いのです。
そしてこの大内裏の正殿が大極殿です。

これまた立派ですね。周囲の家とくらべるとよくわかると思います。

さて、残念なお知らせはここからでした。中に入ると天皇が座る場所である高御座(たかみくら)がメンテナンスのために取り外されていたのです。なんでも2月はお客さんが少ないそうで、その隙をぬってのメンテナンスなんだそうです。やられました。

この後はすぐそばにある資料館を2つまわり、奈良国立博物館に向かいました。こちらはさすがの展示でした。仏像がこれでもかというほど並び、さすが奈良だなあと感じ入りました。経典も紺紙や紫紙に金で文字を書いたものがあって、どう考えても仏教より美を追究しているとしか思えませんでした。しかし、いずれも撮影禁止なので写真はありません。

というわけで、次回は3月の旅行をご報告したいと思います。

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