トラウマの沖縄輪行

2月末から3月頭にかけて、10日間におよぶ沖縄旅行を計画しました。ところが向こうでインフルエンザにかかってしまい、たった3泊で帰宅せざるを得なくなりました。航空券を割引で買っていたため、便を変更することもできず、正規料金のチケットを新たに買うはめになるなど、さんざんな旅行となったのです。


AからGまで自転車で走ってリタイアしました。

その後、僕のなかで沖縄はトラウマ化し、リベンジを果たすのも先送り、報告する気にもなれませんでした。
しかし、そろそろワセヨビ高卒クラスや河合塾の通年授業が始まります。ここで港川人骨をお見せしないわけにはいきません。そこで簡単に紹介することにします。

これは沖縄県立博物館にあった港川人骨のレプリカです。旧石器時代の人骨で、全身が出土することはめったにありません。ところが沖縄の土壌は石灰質であることが多く、そこに含まれるカルシウム分のおかげで、古い時代の遺物が分解されず、原型をとどめて出土するわけです。貝塚からさまざまなものが出土するのと同じ原理です。貝殻にもカルシウムがたくさん含まれていますね。

それにしてもここの県立博物館は見所いっぱいで、丸一日かかっても見つくせませんでした。本州とは異なる文化が長くつづいたため、沖縄ならではの内容がもりだくさんなのです。ここが日本とされたのは今から130年ほど前にすぎないので、当然なんですけどね。

たとえばこの城を見てください。

沖縄では「城」のことを「グスク」と言うのですが、石垣が独特だと思いませんか? 垂直に立ち上がり、うねっています。これは中国の影響を受けてつくられたもので、その時期は、なんと14世紀だといいます。つまり織田信長の安土城よりもはるかに古いのです。本州で石垣つきの城郭建築が流行したのは、16世紀後半から17世紀初期のことなんですよ。

そしてなんと大胆にも、屋根もないところに城のジオラマがありました。

ちなみに折りたたみ自転車で移動していたため、グスク見学は結構大変でした。山を登らなければならないからです。

中城城(なかぐすくじょう)はこんな高いところにありました。

勝連城(かつれんじょう)もしっかり山の上にあります。

戦争遺跡の多い沖縄南部は、旅程の後半にまわる計画だったので、まったく見ないまま終わりました。大きな宿題です。

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