折りたたみ自転車でまわる、受験日本史スポット−京都編(1)−

静岡のあとは愛知の実家に寄り、つぎは京都にしばらく滞在しました。京都の有名スポットはこれまでに回っていたので、行ってないところを攻めるのが目的でした。
最初に向かったのは栂尾(とがのお)にある高山寺(こうざんじ)です。ここは明恵(高弁)という鎌倉時代のお坊さんがいたところで、『明恵上人樹上坐禅図』や『鳥獣戯画』を所蔵していたり、茶の栽培で有名なのです。もっとも二つの絵画作品は実物を見ることはできません。複製品がおいてありました。

明恵上人樹上坐禅図

鳥獣戯画

そこから近い高雄山には神護寺があります。ここは地味に入試に出る作品を多くもっているお寺です。ただ、近いといってもここに行くにはいったん谷を降りて川を渡り、そのあと高雄山に登らなくてはなりません。何も知らずに歩き出したら、えらい階段登山を強いられました。しかし、登ったかいはありました。『神護寺薬師如来像』の実物を見ることができたのです。『神護寺両界曼荼羅』や『源頼朝像』と伝えられている作品は、複製品がありました。

神護寺

その後、足利尊氏開創の等持院に行き、ついでにすぐそばの竜安寺にも寄ってきました。せっかくなので枯山水の石庭を見ておこうというわけです。庭好きなので、もちろん行ったことはあります。相変わらずすごい数のお客さんでした。

竜安寺(MOVムービー・587KB)

それにしても独特な庭ですね。なかなか類似する庭はありません。そのうえさまざまなナゾがあって興味はつきないのです。1975年にここを訪れたイギリスのエリザベス女王が絶賛してから、評価が高まったなんて話もあります。

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