ポツダム宣言に中国は参加していた?

昨日、渋谷で映像授業の打ち合わせがあったため、ジュンク堂で『2時間でおさらいできる日本史 近・現代史篇』をチェックしてきました。文庫本コーナーには前著が平積みされており、近・現代史篇は新刊コーナーにディスプレイされていました。書店に立ち寄った際に、探してみてください。

今日は現役生からの質問を紹介します。

<Yさん>
お忙しい所申し訳ごさいません。今日立教の過去問(2009.2/14)を解いて赤本の答えに疑問を感じたので質問させていただきました。問題はII c 17番
問題文
ポツダム宣言に当初参加していなかった国はどれか。
a.アメリカb.イギリスc.ソ連d.中国

僕はdを選んだのですが赤本の回答はcでした。解説には ポツダム宣言は米英中の名で発表されソ連は対日参戦後加わった。とだけ書いてありました。僕はふだんの授業ノートを思い出して「中国は当初名前を借りられてその後の2回目のポツダム宣言で参加だよな」と思いこの時中国はまだ参加していないと思いました。これはどちらが正しいのでしょうか?ご指導の程よろしくお願いします。長文で申し訳ございません。

<石黒>
「中国は当初名前を借りられてその後の2回目のポツダム宣言で参加だよな」という理解は間違っています。2回目のポツダム宣言に名を連ねたのは、中国ではなくソ連です。
この問題は、ポツダム会談に参加した国ではなく、ポツダム宣言に参加した国が問われているため、あくまでも宣言に書かれた国を考えるべきです。あわてて解くと間違えてしまいますね。

<Yさん>
なるほど!問題に忠実に説けば良かった訳ですね!本番では同じミスをしないように問題文をもっと熟読します!本当にありがとうございました!

立教大は繰り返し出題が多く、非常に過去問分析のしがいがある大学です。『MARCH学習院あるあるチェック』でも、毎年ズバリ的中を出しています。すべてはお見せできませんが、昨年は2題紹介しました。
2011年 立教大全学部日程
2011年 立教大(コミュニティ福祉・観光・経営・現代心理)入試

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