夏休み中盤に生まれる、受験生たちの温度差

早稲田予備校の夏期講習が始まりました。午前は高田馬場、午後は西船橋で授業をしていますが、高田馬場の高卒生に気が抜けている人が目立つ気がして心配です。やはり夏休みに入ってしばらく経つと、だらけモードになってしまうのでしょうか。
その点、夏休み直前の日本史道場に参加してくれた人は、そこで厳しさを知ったせいか、モチベーションが維持できている人が多いようにも見えます。夏の早い時期に受験の厳しさを知るのはいいことですね。いちはやく講習が終わった河合塾の人たちは、その後もがんばれているでしょうか。

ちなみに、今週おこなわれている講座は、文化史と外交・土地制度のテーマ史をたどるものです。早稲田予備校では、夏・冬あわせて900分の文化史授業があるのです。河合塾では担当しない内容なので、河合塾生はくれぐれも文化史で失敗しないよう、対策をしてください。

河合塾生の間にも温度差があります。藤沢にくらべて南浦和の人たちのほうが、文化史への取り組みが浅そうです。それを言うなら池袋校の人たちは、もっと心配なんですが……。確実に合格ボーダーを越えられる水準で、文化史学習をお願いします。

さて今日は、河合塾生からの質問を紹介します。南浦和と藤沢では、通年授業の講座が定員に達して締め切ってしまったようです。

<Kさん>
はじめまして夜遅くにすいません。夏期講習から僕は先生の授業を受けさせてもらってます!先生の授業は今までに見たことのないような言葉ばかりでしたで焦りました。二学期から先生の授業を受けさせてもらおうと思いましたが定員の都合上でだめでした。
それで質問したいんですが正直、日本史の言葉1つ1つをまだ理解できず内容がごちゃごちゃです。こんなこと言ってる場合ではないんですが先生の教材の『難関大用語集解』とは僕のような人が買っても大丈夫なのでしょうか?サンプルを見させてもらいましたがすごくわかりやすくて的もしぼってあって…本だけに頼るのは良くないとは思いますがどうなんでしょうか?

<石黒>
まずは、必ずおさえておくべきA~Cランク用語を確認するために、『読むだけ日本史』から取り組んでみてください。入試の出題状況にあわせて、掲載すべき用語を取捨選択してありますので、400ページ近くもある参考書にも載っていない用語がけっこうあります。
『難関大用語集解』は、本文をごらんになってわかりやすく感じたのであれば、K君にとって難しすぎるということはないでしょう。Dランク用語の理解の手助けになるかと思います。

あとは、そうして覚えた用語たちをどう整理するかがポイントです。まとめをうまく使って、効率的に覚えましょう。独学でまとめを作る方法は、ここ最近のブログ記事で紹介しています。
「夏期講習から参戦する方へ(再)」

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