夏期講習から参戦する方へ(再)

夏期講習で初めて僕の授業を受けて、戸惑っている人がちらほらいるようです。一番多いのが、授業のレベルの高さにびっくりしてしまう人です。おそらく、普段の学習進度が浅いのだと思います。本気で難関大に合格したいのであれば、一刻も早く遅れを取り戻すべきです。
まず、予備校で1学期に講義していた古代~近世の範囲について、習得レベルを補う対策を立ててください。『難関大用語集解』は、既習範囲のレベルアップをはかる参考書としてお勧めです。一方、まだ歴史の流れが理解できていないという初心者の人は、入試の出題率に沿ってコンパクトにまとめてある『読むだけ日本史(1)』を使ってみてください。赤字用語をGETするだけでも、少なくとも偏差値55には届きますよ。

そして基本的な話として、暗記は‘まとめ’を使うべきです。夏の近現代の講座では、まとめノートを作っていきますので、そちらを受けている人は、近現代の骨組みができるでしょう。『でる日講義−つながる近現代−』でも、同じようなまとめを作ることができます。‘復元’の様子は、でるとこサイトで動画を使って紹介しています。スマートフォンかパソコンでごらんください。
前近代部分に関しては、独力でまとめノートを作りあげるのは時間がかかってしまうので、市販のものなどをうまく活用してください。過去にこんなふうにして成功した人がいますよ。

ここからは、受験日本史初心者への重要なメッセージです。受験では、でるもの・でないものを差別化して効率的に勉強することが大切です。そして、それらを明確に区別できるのは、教科書の赤字や用語集の数字ではなく、入試問題を丁寧に分析しているものだけです。くれぐれも、間違った情報に惑わされないことを願います。市販の問題集や参考書の赤字や太字は、出題率に連動していないことが目立つのです。
もっと詳しく知りたい人は、でるとこサイトを読んでみてください。(スマホ以外の携帯でごらんの方はこちらからどうぞ。)

「1学期部分がヤバい!」と感じた人は、独学で勉強する方法を過去にたくさん書いていますので、これらの記事をごらんください。
「脱教科書!勉強法」
「講習を受講して焦りはじめた人(1)」
「自分なりにノートを作っているんですが……」
「予備校の授業にがっかりした人」
「独学受験生の学習法(1)」
「石黒の授業を、受講できない方へ」

「総合日本史演習(発展)」や「早慶大日本史」を受講した人は、テキストの問題を解くなかで、史料対策の重要性に気づいてもらえたでしょうか。derutoko.com では、入試の出題状況にそって空欄・意味聞き単語を赤字で示した『どこでも史料問題』を販売しています。音声の解説CDが付属し、問題集やハイレベル教材もあわせて用意していますので、ぜひどうぞ。
『どこでも史料問題』

どこでも史料問題

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