前時代的なメソッドから脱却できますか?

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携帯のアクセス制限機能でこのブログが閲覧できない方向けに、本日よりアメーバブログでも記事を更新しています。今までブログが見られなかったお友達がいましたら、お知らせいただければと思います。なお、アメブロでは2012年5月21日以前の過去記事は掲載していませんので、このブログが見られる方は、今まで通りこちらをごらんください。

5年前に「翼状片(よくじょうへん)」という病気で右目を手術したことがあります。この病気の原因の一つは紫外線だそうです。今回の金環日食にあたって、さんざん「太陽を直接見てはいけません」と言われて思ったのですが、昔はそこまで強く注意されてなかったように思います。小学生や大学生のときの日食では、単なる黒っぽい下敷きで見たし、そもそも中高生のときには、しょっちゅう夕日を見ていました。なにせ、都会と違ってさえぎるものが何もない濃尾平野で、学校からの帰路は西方向に30分かかりましたから。

そして大学生になったらなったで、今度は日照時間の長い長野県駒ヶ根市に入り浸り、かつ紫外線の強い高山を縦走していました。サングラスもかけず、日焼け止めも塗らずに、です。無知というより、無謀という感じですね。今現在は、そうした危険をできるだけ回避して生活しています。

これと似たようなことが、受験日本史にもあります。こんな質問をいただきました。

<Oさん>
(前略)早稲田大学商学部を第一志望と考えています。日本史は先生についていこうと思っています。そこで教科書についての質問です。2月の体験授業のときに先生は教科書の太字は入試には関係ないとおっしゃっていましたが、受験勉強の中で教科書はどれほど重視するべきなのでしょうか?教科書と用語集が受験勉強に必要だということは先生からいただいたプリントに書いてあったので分かっています。先生のサイトや偉人の遺言を通して40面ノートを土台して勉強していこうとも思っています。ただ家で両親が教科書と用語集が基本だと言うことを何度も言うので時々不安になります…。お返事よろしくお願い致します。

<石黒>
もちろん教科書が基本ですし、一握りのすごーくアタマのいい人なら、教科書をすみずみまで覚え、さらに暗記だけでは太刀打ちできない正誤問題も、応用力で解けてしまいます。Oさんがそのような人ならまったく問題ありませんが、お金を払って予備校に来てもらっているのですから、覚えやすいように40面ノートにまとめ、早稲田に通用する理解力をつけるために授業をしているのです。

教科書や用語集を使って勉強するというのは、例えて言えば、かまどで火をおこし、つきっきりで釜でご飯を炊くようなものでしょうか。昔の人はそうするよりほかなく、またそれが当たり前だったわけですが、今は炊飯器がありますすし、レンジでチンするだけで食べられるご飯も売っています。日本史の勉強に手間暇をかけたいのなら、釜で炊くおいしいご飯を追求してください。受験に必要のない知識もたくさん手に入りますから。しかし、とにかく第一志望に受かれば良いと言うのなら、‘サトウのごはん’をチンしてください。

うさぎ跳びや水分を取らないジョギングなども同じです。30年前は誰もがやっていて、基本とされていたことです。当時は「うさぎ跳びが膝に悪い」とか「水分を取るべきだ」なんて言う人がいたら、年長者にどやされました。言う人もほとんどいなかったわけですが。これらと同じで、勉強法も昔とくらべるとはるかに進化しているのです。

目標を達成するために、何が重要で何が必要ないのかを、正しく判断することを願います。

<Oさん>
お返事ありがとうございますm(__)mおいしいご飯よりもサトウのご飯の方が断然良いのでそれを目指して頑張ります。私の目標は第一志望校の合格です。体験授業で過去の生徒の得点率をみて、日本史はもちろん、他の教科もおろそかにできないことは分かっています。効率よく勉強することを考えているので、授業→40面ノート→復元→問題集と赤本をしっかりこなします。

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