今年度、最高の結果を収めた偉人の勉強法(1)

今年、早稲田大学商学部で大隈記念特別奨学生に輝いた人がいます。ワセヨビ高卒生の鈴木慶太君です。もっとも政治経済学部に合格したので、奨学金300万円は蹴りましたが。明治大の特待生合格を蹴ったのは言うまでもありません。実に華々しい成果を出した彼が、自分の学習法を教えてくれました。さっそく紹介します。

<鈴木君>
自分の学習法がこれから石黒先生の授業を受ける方の参考に少しでもなればいいなと思っています。

まず私は、自分独自のやり方を勉強に取り入れて、志望校に合格しよう!!などとは思いませんでした。それだけの力量が無いのはもちろんのこと、先輩たちが難関大に合格しているやり方があるのだから、わざわざ違うやり方をする必要はないと思ったからです。

合格する勉強法=石黒先生の示す勉強法

私が一年間を通して行った日本史の勉強は
『40面ノート』
『史料(でるとこ日本史プラス)』
『文化史プリント(16枚)』
『講習(早稲田予備校)』
『早稲田予備校配布の問題テキスト』
『過去問(主に早稲田大学)』第一志望の政治経済学部の過去問は30年分やりました!!法を含めて他学部も早稲田予備校にある分だけはやりました。
『難関大用語集解』
『読むだけ日本史(1)・(2)』

私は、石黒先生の入試データに基づいた教材以外は一切使いませんでした。早稲田に合格していった数多くの先輩方もそうだったと思います。私も「合格する勉強法=石黒先生が示す勉強法」ということが正しいと示せる結果を残すことができ、大変嬉しく思っています。
まず『40面ノート』ですが、私は1年間、40面ノートの枠を使った勉強を行っていました。「私には白い紙に復元なんてムリ…」と、なかなかノート復元に取り組めない人には、いいやり方だと思います。40面ノートの1ページが完成するごとに、B4のノートにそのページの枠だけを、水性マジックで書いていきます。理由マークなども書き込んでいくと、いいと思います。もちろん、しゃべり勉強をしながら、1人授業のつもりで。

次にその枠を書いたB4ノートをコピーして、そのコピーしたものに、黒ボールペンでどんどん復元していきます。理由や、簡単な漢字の所はもちろん喋って終わりです。

最初はチラチラとノートを見ながらでもいいと思います。少しずつ見る回数を減らしながら、最後は白い紙に復元できるようにします。

このやり方のデメリットは、とにかくコピー代がかかることです。家にコピー機がない時は、少しでも安いコピー機を近所で探すのもいいかもしれません。(私の寮の近くのスーパーは1枚5円でした)

次に『史料』です。史料はとにかく、声に出して読むことが重要だと思います。ノート1ページ復元が終わったら、該当史料をやるといった感じです。史料を読みながら、頭の中でノートの内容を確認する!!私は史料をリズミカルに読むために、赤ボールペンでテキストにフリガナをふっていました。そうすれば、赤シートで隠れるので。

『文化史プリント』に関しては、復元ノートを作らず、プリントの上から下までしゃべりながら、白い紙に難しい漢字を書いていきました。なかなか覚えられない語句に関しては、作者と作品、グループを息継ぎなしでしゃべり続けていました。
例)×「和漢朗詠集。。。藤原公任??」
  ○「和漢朗詠集藤原公任×10」

『過去問』は、「何年分やればいいんだろう…?? 他学部・他大学の問題もやった方がいいのかな…??」なんて考えるのではなく、「第一志望なら遡れるだけ遡ろう!!」という熱さ(今の入試問題とかけ離れてる場合はドライに止めることも大切かもしれません)、とか「○○時代の難しい問題に挑戦したい!!」「○○時代が苦手だから、〇〇時代の入試問題をやりたい」「未見史料の問題を解きたい!!」など、色々考えて、石黒先生に相談して、解いていくのもいいと思います。

私の場合、中央大学の正誤問題、苦手な時代克服のために東洋・専修大学の問題、史料対策として日本女子の問題など、幅広い大学、幅広い学部の問題をやりました!!先生が授業中に言う、「ここは〇〇大学が良く出すよ!!」も一つの指標になるかと思います。

以上が私の大体の学習法です。

まだまだ続きます。