MARCHあるある 鋭意仕込み中!(3)

以前に百姓一揆の問題について取り上げていましたが、
つづきを書こうとしていて、なかなか書けませんでした。
実は、こんな問題があったのです。
2008年青山学院大学国際政治経済学部の問題です。

次の文章の空欄(a)~(f)に次の語群の中から最も適当なものをそれぞれ一つ選びなさい。
 江戸時代初期には,土豪を交えた武力蜂起や逃散などが多かったが,17世紀後半になると,村々の代表者が百姓全体の要求をまとめて直訴する代表越訴型一揆が増加した。17世紀末には,年貢増徴の停止や専売制の撤廃などを訴え,村役人層の指導のもと全村民が参加する,広域にわたる大規模な惣百姓一揆が各地で発生するようになる。また,1686年信濃国松本藩の( a ),1738年陸奥国磐城平藩の( b )など,その騒動の範囲が藩の全領域におよぶ場合もあった。(中略)特に厳しい飢饉にみまわれた1836年には,甲斐国で( c ),三河国で( d )が起こった。1837年には,大塩平八郎が,貧民救済のために武装蜂起するという事件が発生している。(中略)このころから世直しと称して,貧民層が豪農商層に対して,質地・質物の返還や米価引き下げなどを要求する世直し一揆が発生しはじめ,幕末維新期には一般化した。1866年に発生した( e ),陸奥国( f )などが有名である。
〔語群〕
1.加茂一揆  2.元文一揆  3.三閉伊一揆  4.信達騒動
5.武州一揆  6.三上山騒動  7.嘉助騒動  8.渋染一揆
9.郡内騒動  10.郡上宝暦騒動

実際の問題では他にも小問が4つ付いていたのですが、
あまりにも長くなるため省きました。
「田沼意知・洗心洞・大坂町奉行所与力・生田万」
の4つの用語が答えとなる問題です。
これを見ればどんな問題かがわかってしまうほどカンタンですよね?

正解はこちらです。


(a)7 (b)2 (c)9 (d)1 (e)5 (f)4
難しかったのは(e)(f)ですね。
消去法も使えないので、どうにもならない問題です。
これを落としても全10問中で8割正解になるので、良しとしましょう。

ちなみに「お前は武州一揆も教えないのか?」
と思った人がいるかもしれませんね。
「2009年の早稲田大学文化構想学部で出てるじゃないか」と。
いやいや落ち着いてください。その問題、消去法で解けますよ?
こちらに紹介しておきます。

問 幕末・維新期の百姓一揆を説明した文のうち誤っているものを1つ選びなさい。
ア 血税一揆は徴兵制に反対する一揆であった。
イ 学制の公布も一揆の原因となった。
ウ 幕末には各地で世直し一揆や打ちこわしが頻発した。
エ ええじゃないかの影響を受けて武州一揆が起きた。
オ 地租改正に反対して三重・岐阜・愛知・堺の4県にまたがる一揆が起きた。

正解はエです。
このうち「学制反対一揆」は文化史の講座で扱っていますよ。
『でる日講義−とことん文化史−』か、
ワセヨビの冬期講習「日本文化史」です。
というわけで、エ以外が正文だと言い切って、
消去法でエと答えてください。
何が誤りかもわからないままエと解答するわけです。
なかなか勇気が要りますね。
まあこれはある意味早稲田らしい問題なんですが……。