教員採用試験対策にお勧めの教材は?(3)

学校の先生をめざしている方から時々メールをいただきますが、
今日はおふたかたとのやりとりを紹介します。

まずは、数年前のワセヨビ生からのメールです。

<Iさん>
(前略)私は半年ほど前からブログを拝見させていただいており、先生の力の入ったご指導と、受験生の努力する姿に元気をいただいておりました。大学卒業後、企業に一年間就職しましたが、教師になる夢を捨て切れず、現在 日本大学通信教育部にて 社会科の教員免許取得を目指しています。そこで、日本史の勉強を始めるに当たり、当時の勉強道具を全て引っ張り出し、先生の授業を録音したテープを聞きながら、ノートに書き込みを始めました。もうノートは破れ、書き込むスペースが全くありませんので、新調しようと思っています。先生の教材で勉強したことを、自分が教師になったときに使おうというつもりは全くありません。現時点で、採用試験対策を兼ねて、日本史学習に使わせていただこうと思っております。(後略)

<石黒>
今は社会科の先生を目指していらっしゃるんですね。
でるとこサイトを見てくださっている方は、
Iさんのような教員志望の方もいらっしゃるようですので、
大変うれしく思います。
過去のノートもお役に立てれば幸いです。

次は、富山県の方からのメールです。

<Tさん>
先日教員採用試験のアドバイスをいただいた、Tです。その節はどうもありがとうございました。先生にもう一つお聞きしたいのですが、私は文化史がとても苦手です。かといって、先日教えていただいたプリントを購入するほどの余裕がありません。そこでホームページを見ていて見つけた、『聴くだけ日本史』というのがありますよね?これは私のような者でも効果が得られるでしょうか?内閣のものもあわせて購入しようかと検討しています。通勤時間が1時間ほどかかっている状態なので、その時間を有効に使いたいと思っています。耳から入る言葉は意外と覚えているような気がするのですが・・・。いかがでしょうか?お忙しいかと思いますが、ご返信をよろしくお願いいたします。

<石黒>
ご検討ありがとうございます。
『聴くだけ日本史』については、当然効果があると思います。
音声のサンプルがでるとこサイトで聴けますので、
それをお聴きになったうえでご注文ください。
ちなみに、内閣編は内閣プリントが付属しますので、
それを使うことで整理しやすいと思いますが、
美術史編はそうしたまとめはありません。ご了承ください。

耳からの記憶は、思いのほか定着度が高いです。
もしクルマ通勤など、個室勉強ができる環境だったら、
CDの音声を後追いしてしゃべるとなお良いでしょう。
教師なら、生徒の前でなめらかに話せて当然ですから、
今から少しでも慣れておくべきかと思います。
いや、ほんとは教員だけでなく、
かなり多くの職種でプレゼンテーション能力が必要ですけどね。