本番直前体験談(5)

入試本番直前期に合格者がどんなことをしていたのかを聴きました。
早稲田政経に受かった牧尾さんの体験談です。
直前期に40面ノートを、
どのくらいの速さでやっていたかも教えていただきました。
参考になると思います。
今日は「入試直前期編」です。どうぞ。

私はセンター試験重視で一般入試を減らしていたため、
第一志望の早稲田対策に専念できました。
2月の始めになって友達の試験が始まると焦りだしたので、
家でこもって勉強するようにしました。
私の場合センター後から試験前日まで、ほぼ同じような勉強でした。
毎日全科目に触れることは大切だったと思います。
大体1日15~16時間以上はやるようにしていました。
まず、英語、国語、日本史と分けて
翌日にやるべきことを手帳に書くのです。
まだその手帳が残っているのでやっていたことを書きます!!

【英語】
・最終確認の英文法(ファイナル)を1課
・熟語
・単語帳(DUO)
・英作文
・早稲田の過去問2年分(政経、商を中心に)
・復習(2講分以上)
単語帳はCDを聴いたり、さらっと確認する程度で、
熟語も気分転換にやるようにして、
あまり時間をかけないようにしました。
復習は授業でやったものをやるようにして、速読の練習をしました。

【国語】
・早稲田の過去問(2年分)
・復習
・古文の復習
・古語(マドンナ)
・現代文キーワード
・古語の知識
・漢文の基本的な語や文法
古語やキーワード、漢字などは、
気分転換や朝起きて頭が働かないときとかにやっていました。
また、なかなか理解できない文章は
何度も読んで深く読む練習をしました。
私は特に国語が苦手だったので、国語には時間をかけました。
けれど何度も読むことで、
他の文章でも以前より解けるようになりました。

【日本史】
石黒先生から
(1)1~23番ページ
(2)24~40番ページで出る割合が半々だと聞いて、
ノートを2冊として考えるようにしていました。
(1)5面
(2)5面
を2月の2週目位までやり、それからは量を増やしていました。
試験2日前くらいには全部を見れるようにしていました。
そのためにストップウォッチを使って何分でできるかをはかり
少しずつ時間を短くしていくように頑張りました。
最終的には1面
(1)は5分前後
(2)は7分前後
でできるようになりました。
またノート以外に
・史料(ノートの対応ページ)
・過去問
などをやりました。
文化史や女性史、沖縄史などテーマごとのものも、
3つ以上やっていました。
私は先生の『どこでも史料問題』を買っていたので、
朝起きてすぐにCDを聞いて耳からも覚えるようにしました。
あと、カエウタをたくさん作って、
なかなか覚えられないところをひたすら歌っていました(笑)。
政経は論述問題が出るので、
重要と思われるものについて書く練習はしました。
先生がいつもいろいろなつながりを教えてくださったので、
そこをちゃんと書けるようにしたのがタメになりました。

最後の追い込みの時期だったので、
生活のすべてを受験に注ぎ込むことができました。
朝は毎日7時位までには起き、
朝ごはんを食べるまで単語や史料のCDを聞いたりしていました。
多分ごはんとお風呂以外は勉強漬けだったと思います。
今思うと最後のこの追い込みが効いたんだなって思います。
また試験前日も特別に早く寝たりとかはしないで、
いつもと同じようにしていました。

相当な量をこなしていますね。
地方の受験生のために伝えますが、
要するに彼女は、ノート1面分約200の用語を、
5~7分で確認しているというわけです。
それが10面分ですから、
1日にだいたい2千語をチェックしていることになります。
ほかにも史料・文化・テーマ史にも同時に手を付けています。
自分のこなしている量とくらべてどうだったでしょう?