点差がつく文化史問題

明治商学部の話ばかり続けて申しわけありませんが、
年内にこんなメールをいただいていました。

<Kさん>
(前略)私は『でる日講義−とことん文化史−』を以前に購入したのですが、とても良いです!早稲田の日本史は、時々文化史っぽくない設問で文化史の知識が使えたりして面白いです。個人的には江戸時代の儒学者の問題がお気に入りです!そのほかの大学も、もちろんのことですが。(でもやはり早稲田ほどひねりはないですね)08明治大学商学部は大問の1番から文化史のオンパレードでびっくりしました。(中略)
2日が楽しみになってきました。余談ですが、夏期講習の時のようにみんな良い席を取るためにまた午前中から並ぶかもしれません。あんなに並ぶのは石黒先生の授業ぐらいです。ちなみにレギュラー授業の時は2学期になると早い子は13時ぐらいから並んでいました。それで真ん中の前から席が埋まっていくのです。でも本当の一番前は例外でしたが。(本人達が来なくても上手い具合に他の人達は座ろうとはしません(笑))
来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎え下さい。

<石黒>
08年の明治商学部は確かに半分が文化史でしたね。
点差の付けどころでした。
それと早稲田の文化史知識を必要とする問題がわかっているのも、
頼もしく思います。
文化史や史料対策で学習した知識を動員することは結構多いものです。

2008年の明治大商学部は、大問1つに10個の小問があって、
計4題の大問のうち、2題が文化史だったのです。
あれを解いても文化史をやらない人なんていないでしょうが、
どのレベルまでやるかは、人によってだいぶ違うと思います。
『でる日講義−とことん文化史−』を使ってくださっている方は、
「頻出用語でるとこチェック」で、
絶対落としてはいけない用語をチェックするとともに、
もう一度プリントにもどって最初から覚え直してくださいね。
もちろん苦手なところに傾斜生産方式でお願いします。

しかし、13時から並ぶって、授業は18時20分からでしたよ?
ちょっと大変すぎですね。
もっともこの講習では寒いからなのか、自習室にいるせいなのか、
そんなに並ぶことはなかったようで良かったです。
席取りのせいで風邪引いたら本末転倒ですからね。

ちなみに座る席の話で、一番疑問なのは、
わざわざ後ろの方に座って、電子辞書を引いている人です。
日本史用語の意味を調べているとしたら、もう論外ですが、
漢字が読めなくて電子辞書を引いているのだとしてもバカですよ。
電子辞書の漢字と用語集の漢字が違っていることは、
多々あるんですから。
たとえば「薩」の字の「産」って部分は、
「立」じゃなく「文」って書いた方が無難です。
ちゃんと「文」となっている電子辞書などあるのでしょうか……?