河合塾の講習の悩み

河合塾の講習が始まりました。
「早慶大日本史」と「総合日本史演習(発展)」です。
「早慶大」の方はワセヨビと違って、
問題数自体はそれほど多くないのですが、
かといってスムーズに解説できるというわけでもありません。
なぜなら、誰もが『でる日講義−とことん文化史−』を使ったり、
『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』で、
細かいことを習得しているわけではないからです。
通年授業を超える内容は、その都度説明が必要になります。
そもそも半数くらいは通年授業を受講していない生徒です。
基本的に「どこまでわかっているんだろう?」と、
受講生の顔色をうかがいながらの授業になるわけです。

一方で「発展」の方は時間がなくて大変です。
ワセヨビで650分かけてやる内容を、450分に収めなければなりません。
当然早口になるわけですが、
通年授業を受けている人は慣れていても、
そうでない人にはキツイでしょう。
もっともどちらかと言えば、講義のスピードより、
基本知識のレベルの違いや、
単純暗記ではなく、考えなきゃいけないことに戸惑うようです。

でも、そうした校外生に合わせてカンタン授業をしたら終わりです。
4月から授業を受けてきて、
最後にさらにステップアップをしようとしている通年受講生を、
腑抜けにしてしまいますから。
通年授業を受けていない人には、奮起してもらうしかありません。

それにしてもこの早口が、
耳鳴りの原因なんじゃないかと思えてきました。
『MARCH学習院あるあるチェック』の、
大学別アドバイスを録音している際に、
何時間もしゃべり続けて、耳がおかしくなっていたのです。
自分の声が反響して耳がキーンとするんです。
同じことが西船や南浦和の講習の最中にもあったのですよ。
これはまずいことになってきました。
こうしたスタイルの授業は何年も続けられないかもしれません。

というわけで、今年は授業を若干減らす予定です。