南浦和質問大会(29)

今週も一つ一つコメントしていきます。

<Sさん>
色々な事柄が繋がっててびっくりしました。

<石黒>
そこがおもしろいと思いませんか?
そういうのを教えるのをめんどくさがってしまう先生もいますが、
僕はつながりを知った方が定着率が高いし、
何よりもおもしろいと思ってできるだけ話すようにしています。

<もうひとりのSさん>
1876年の一連の絡み合いに感動!!大久保さんすごい

<石黒>
まったくですね。うまいとしか言いようがありません。

<また別のSさん>
行間を吸いとるためのメモが相当な枚数になってます。先生から見ると、まだまだステージが低いでしょうか。

<石黒>
うーん、ちょっとわかりませんね。
過去問を大問単位で解いて9割正解できているでしょうか?
そこを一つの基準としてください。

<Kさん>
儒学で混乱しています。よかったらパラダイス儒学きかせて下さい。

<石黒>
さすがに講師室では歌えません。
プリントにある歌詞をメロディーにのせてみてください。

<もうひとりのKさん>
文化史学校で全くやらないので自力でがんばります

<石黒>
くれぐれも甘くならないように願います。
『でる日講義−とことん文化史−』では、
講義に770分もかかっているのです。
ワセヨビなどの講習だと900分もかかるほどの深い内容です。

<さらに別のSさん>
先生の冬期講習の早慶大日本史は、早慶の人だけのための問題をやるんですか?

<石黒>
そうです。
河合塾の講習の「早慶大日本史」は、本当に早慶大の問題だけです。
ワセヨビの「早慶難関大の日本史」はMARCH学習院の問題も含みます。

<Hさん>
いつもご回答ありがとうございます。先生の言葉をきいて、今まで苦手だったり、自分の嫌いなところこそ頑張ろう、とすごく思いました。得点源と思うと文化史も自分の中でちがった感覚で勉強できますね。近現代のストーリーがあるところはすごく好きでおぼえやすいので丸暗記ポイントもがんばろうと思います。

<石黒>
こういう表現をすると嫌悪する人もいるようですが、
難関大受験では他人を‘出し抜く’ことが重要なんですよ。
だからこそニヤリできるところは、確実に得点してほしいのです。
出ないものはいくら勉強しても意味がない一方で、
出るものは、そのできごとの何がポイントなのかをつかんだ上で、
二度と忘れないように定着させることが肝心です。
これは誰にでもできそうに見えてなかなかできないことなんですよ。