昨日から予約受付が始まったのですが、ちょっと驚いています。
地方の全然知らない方々からご注文があっただけでなく、
今までまったくご注文のなかった県の方からも、
お申し込みがあったのです。
通信販売というのはどうしてもうさんくさく思われがちで、
先日も、予備校で「うちは通販とかってダメなんですよ」
と言われたばかりです。
まあ、初対面の生徒だったってこともあるかもしれません。
確かに僕自身も、世間のいろんなことは、
鵜呑みにしない方がいいと思っていますし。
でも、萎えるのは授業を受けているのにもかかわらず、
疑われる場合です。
まあ世の中には過去の出題データよりも、
どこかの占い師に騙されたい人がいるってことなのかもしれません。
そんなに運勢に身を委ねたいのでしょうか……?
一方で、ものすごく自信を持てるメールをいただくこともあります。
『難関大用語集解』をご予約してくださった方からのメールを、
少しだけ抜粋させていただきます。
この方は、すでに早稲田大政治経済学部の2年生なんだそうです。
「自分は地方出身なので高校以外は予備校などには行かず
通信教育と独学で受験を乗り切ったのですが、
その時に石黒先生の「受験生が本当にほしかった問題集」を
使用させていただき、データに基づく入試分析の手法に
感嘆いたしました。」
大変励まされるメールですね。
こういうメールをいただくと、
「ああ、とりたてて自分のことを説明しなくても、
あの問題集を見てもらえば、わかる人にはわかるんだなあ。
やっぱり、そういう‘わかっちゃう人’が
最難関大に受かる人なんだろうなあ……」
と妙に納得してしまうのです。
そして、もう一つ最近思ったことがあります。
大分県です。
ここの先生たちはとんでもないことになっているみたいですね。
難関大用語集解の執筆に追われていて、
ニュースに疎くなっていたので、びっくりしました。
他の県でも多かれ少なかれ似たようなことがあると思いますが、
教師の世界で「公平な競争」が行われていないということは、
当然生徒にもそれが伝播しているんじゃないでしょうか?
いや実は、今まで一度も大分県の方に、
derutoko.com 教材を買っていただいたことがないんですよ。
偶然かもしれませんが、もしかして、
大学受験という「公平な競争」に、
本気でチャレンジしようとしている人が
少ないんじゃないだろうか?
とふと思ったのです。
なんでもコネで決まるとすれば、自分の能力を高めるよりも、
人脈づくりにチカラを注ぐようになりますよね?
なんだか、まるで平安貴族みたいです。
外戚関係を作ることにチカラを注ぎ、
ワイロを贈って国司になることをめざす……。
自分の能力を高めることに意味がないなんて、
空しいことこの上ないです。
とりあえず、今の自分が能力を生かせる境遇にあることを、
喜ぶことにします。