先日、△△県出身の高卒生が、来て言いました。
「学校の先生から八色の姓のゴロを教わりました」と。
でも、そのゴロ合わせは僕も知っているものでした。
なぜなら、10年くらい前の
日本史トップ講師の著作にあったものだからです。
ところが、彼の話では、
「△△県でこのゴロを知っているのは俺だけだ」と、
彼の学校の先生はのたまっていたそうなんです。
おいおい、その本、バカ売れしてたってば……。
こういうハッタリかまし話って、ほんとに多いんですよ。
覚え方を授業で紹介すること自体は良いと思うんですが、
何もウソつくことはないじゃないですか?
ほんとに生徒のことを思っているなら、
むしろそのゴロが載っている参考書を紹介しましょうよ。
「ここに他にもゴロが書いてあるから使うといいよ」
って教えてあげた方が親切じゃないですか?
「生徒の前ではエライ人でありたい」と思っているなら、
もっと誠実に真剣勝負でいくべきですよ。
その彼に「それ、○○って人が作ったゴロだよ」って教えてあげると、
がっかりしたような表情を見せて、帰って行きました。
なんだかなあ……って話ですが、
ここで文句言ってるだけじゃなくて、
一つオトナの対応をしてみませんか?
いや、先生方にも悲哀があるんですよ。
日本史を教えている先生方の中には、
実は日本史で大学を受験しなかったって人もいるんです。
他教科が専門なのに、日本史を教えさせられているわけですよ。
なぜかって?
「社会科教員なら地理でも歴史でも教えられるだろ!」
って上司から言われちゃうからです。
選択科目だと、ちょうどぴったりの数の専門教員を、
そろえられないことがよくあるんですよ。
そして、社会人になればわかるはずです。
組織の中では、仕事を断ったらクビだ、と。
窓際に追いやられるくらいですめばシアワセです。
そんな状況ですから、
学校の先生に受験のエキスパートであることを求めるのは酷です。
だから、今まで信じていたものが嘘だったと知っても、
冷静に受けとめましょうよ。
べつに先生の全人格を否定することもないでしょう。
ちなみに、先生方や教員採用試験を受けようとしている方の中にも、
受験に精通しようと努力なさっている方もいらっしゃいます。
昨年は、遠方からはるばる
夏期講習を受けに来てくださった先生がいて、
実に頭が下がる思いでした。
derutoko.com教材をご購入くださっている方の中にも、
教壇に立たれている方が結構いらっしゃいます。
当方の教材は、すべて入試問題の出題率に沿って作成しております。
ご安心して受験指導のベースとしてお使いくだされば幸いです。
で、その八色の姓のゴロはどんなのかって?
いやいや、それより去年の藤沢のS君が作ったのがここにあるので、
そちらをお使いください。