高校2年生のみなさんへ

先日、河合塾藤沢現役館で、3年生向けの最後の授業がありました。授業後に2人の女の子が質問に来たんです。その一人とのやりとりはこんな感じでした。

生徒:学校の先生が「藤原四兄弟が死んだ時の病気が、天然痘だったってことはすごくよく出る」って言ったんですけど……。
石黒:ウソです(即答)

高校生なら、もうそれなりの大人なんだから、学校の先生がそういうウソをつくことを認めてあげてください。そうせざるを得ない理由もわかるでしょ?そして、逆にそんな頻出事項がノートに書いてないなんてこと、あるわけないと、いいかげんに気づいてください。って言っても、もう授業はないんですけどね。

もう一人からの質問は、こんなのでした。

生徒:(某先生の史料問題集を開きながら)この単語知らないんですけど……。
石黒:いりません(即答)

出題した大学名が書いてありましたが、その大学でしか出されていないような用語で、しかもすごい難しい言葉だったんですよ。その下には「予想問題」なんて書いてあって、もっと難しい用語が問題になっていました。そんなの記述で出るわけないって!「どうして、そんな問題集使ってるの?」って言おうとしたら、「先生の史料問題集、本屋で売ってくださいよ」って先に言われてしまいました。

すみません。力不足です。もっとエラくなったら、書店にも置いてもらえるかもしれません。でもね、普通の出版社が、あのリング形式の問題集を出すことはありえませんよ。でも、一応、呼びかけてみましょうか?

ご興味がおありな出版社様は、ご連絡ください。

そして、高校2年生のみなさんは、この話でわかっちゃってください。出ない用語をいくらやっても、それは入試に出ないんです。そんな用語を拾ってる暇があったら、普通に出る用語を完璧にすべきです。たぶん、上の2人は優先順位を間違えています。そんないらない用語に目もくれず、ノート覚えに全力を注いだらもっと成績が上がるでしょう。それだけじゃなく、英語に割ける時間だって増やせたはずなんです。

というわけで、まだまだメジャーになれない、derutoko.com教材です。今は携帯からでも購入できますので、よろしかったらどうぞ。