赤本解答のマチガイ(1)の答え

お待たせしました。本当の正解をお知らせします。
まだ、3日前のエントリー「赤本解答のマチガイ」をお読みでない人は、
そちらに問題がありますので、先に読むことをお勧めします。
問題を解いてみてから、こちらをクリックしてみてください
正解と解説が読めます。


赤本の解答は「(3)ヒュースケン」となっていました。
ヒュースケンはハリスの通訳だったオランダ人で、
幕末に攘夷派に暗殺されたことが有名ですね。
ということは、たぶん「幕末に来日した」のでしょう。
しかし、下線部の条件「教育機関を設けて……」には相当しません。
そうすると、浮かび上がってくるのが「(2)ヘボン」なわけです。
ヘボンなら明治学院を創設しましたからね。
ちなみに「(4)ケンペル」は言うまでもなく答えから外れますが、
「(1)クラーク」も消去できますよ。
クラークは札幌農学校の先生として有名ですが、
札幌農学校設立にあたって教頭として招かれたアメリカ人なので、
「幕末に来日」という条件にあわなくなりますから。
そして、難関大をめざす人なら、こう考えるべきです。

ヘボンが明治時代より前に来日したかどうかわからないけど、ヒュースケンじゃ条件に合わないから、ヘボンを選ぼう! と。

そうです。
ここでヘボンの来日時期を覚えようとするのが、
ポイントをつかんでいない受験生のすることで、
要領がよくてアタマのいい受験生は、
こういう問題はカンで正解してしまうものです。
いや、ほんとは「カン」なんかじゃなくて、
問題を解くコツというか「術」というか……なんですけどね。

それにしてもこの大学の傾向って……と言いたくなりますね。
さすがにそれは『MARCH学習院あるあるチェック』に譲りますが。
2007年1月中旬に発売予定です。