数学から日本史へ、大嶋さんからのアドバイス!

大嶋さんは、数学から日本史に転換したばかりなのに、
校内模試で最初っから高得点をはじき出してきて、
かなり驚かされました。
しかも、それで早稲田大に合格したんです。
ちなみに、彼女も堤君と同じように、授業中じーっと見てた人ですね。
今でもすぐに顔が目に浮かびます。
さあ、どうぞ。

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こんにちは。私は浪人が決まってから、数学から日本史に科目変更をしました。そういう人はあまりいないと思いますが、少しでも役にたてればいいなと思ってアドバイスを書きたいと思います。

現役時代に日本史をやってきた人とは違って、私は石黒先生しかすがるものがありませんでした。何をやればいいか、すぐに先生に聞きにいき、先生のやり方にひたすらついて行きました。もちろん、みんなより1年遅れをとっていることにとても不安を感じました。だけど、私の場合はそれが逆に良かったんだと思います。「1年遅れてる分人並み以上にやらなければ受からない」という思いが強かったし、何も蓄えがないから授業もちゃんと聞かないと全くわからない。それが私のやる気を引き起こした1つの原因だと思います。『日本史初心者だから』と言って言い訳をするのは嫌でした。
具体的な勉強法はしゃべり勉強が主でした。先生に勧められた時は、しゃべり勉強で覚えられるのか?なんて思っていましたが、効果は抜群でした。例えば、「初期荘園東大寺越前国道守荘」を切らずにしゃべる。一気にしゃべるからどこの国だったかななんて迷うことはなくなるし、まとめて出されても1回頭の中でしゃべるだけで全部を思い出せる。1つの言葉として唱えて覚えるほうが断然楽でした。理解できない部分は納得するまで何回も授業のMDを聞いていました。あとは、ノートに書かれていない部分の理解、しゃべり復元、ゴロや歌を使って覚えました。友達同士で問題を出し合うのもとても記憶に残りました。ノート上でどうしても覚えられない部分ってあると思います。そこは目につく場所あちこちに貼って見る回数を増やしました。携帯の待受、食卓の上、ベッドの隣、トイレの壁、自習室の机の壁(英語がいきつまったら見る)など。いつのまにか得意な部分になっていて自分でもびっくりしました。

先生の授業を受けて、どんなに先生の授業がすごくても生徒自身が変わらないと全く意味がないと思いました。アドバイスをしてくれてもそれを受け入れる生徒の心がないとだめです。1回日本史をやってきた人たちは日本史知識があるから、そこはわかってるよ!とか思ったりするかもしれません。でも理解が完璧でないはずです。授業を聞くことは大前提として、大事なのは授業の後です。授業を受けてノートを作っただけで満足してはダメで、そこからどう工夫して覚えるか。わからない人は先生が言う通りでやってみるだけです。私も先生から聞いた過去の偉人さんたちや友達の意見をいっぱいとりいれました。使えると思ったことをただやっただけです。あとは死ぬ気で次の授業が来るまでに覚えるだけです。
最後に、私は日本史に多くの時間をかけて英語をおろそかにしてしまい苦労しました。入試でも英語ができてれば…なんてことがありました。1科目だけ出来ても早稲田はダメだということが教訓です。日本史にはまってしまうのはわかるけれど、先生がいつもおっしゃるように、効率を上げていかに他教科にまわせるかが決め手だと思います。
長々と偉そうに浪人生向けの文章になってしまってごめんなさい。応援してます。
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自習室の机の壁!?
最初は意味がわからなかったのですが、これ、相当おもしろいですね。
目ウロコでした。
自習室なのに自分の世界つくっちゃうんだ! って、
こういうの好きだなあ。
本質からそれてしまってごめんなさい。
でも、彼女はわりと楽しそうに日本史をやってたイメージが強いんです。
大嶋さんには、ひとつ質問をしておいたので、
その返事が来たら、また紹介しますね。

ところで、藤沢で抽選に漏れた方へ
「他の先生の同名講座を取るべきでしょうか?」
という質問メールが来ていますが、……うーん、返事に困りますね。
どうしても生の授業が受けたいというなら、止めませんが、
他の先生の授業内容はとても保証できません。
それはどんなすごい先生であっても、です。

近現代なら、映像教材も出ますよ?
タイトルも決定しました。

『でるとこ日本史講義−つながる近現代−』

もう月曜日から撮影が始まっていまして、
明日も、あさっても撮影で、7月中には発売する予定です。
値段だけはまだ決まらないのですが、
2万円台に収まるよう、各方面と交渉中です。