11日からワセヨビで「早慶難関大の日本史」が始まります。
河合塾でも類似の講座がありますが、
こちらは問題数が多く、しかも問題の難易度が高いのが特徴です。
そこでこんなメールが届いています。
「早慶難関大日本史、大変そうですが、楽しみにもしています。
とは言ってもあまりにも予習に時間がかかり、
かなり四苦八苦しているのですが…。」
でしょうね。
ただ、計52題の大問のうち、
10題ある論述問題と11題あるMARCH学習院セレクションは、
プリントによる解説となります。
でも大問31個と類題50個はすべて生解説です。
ムダにならぬよう、しっかり問題を解いてきてください。
何の解答も出さずに授業に出て、正解を書き写す人などは論外です。
みなさんとのやりとり(8)で紹介したWさんとのやりとりは、
その後も続きがありました。
ブログに上げそびれていたので、今さらながら紹介します。
<Wさん>
早速のお返事ありがとうございました。やはりあのような量のものは復元は無理ですよね。なら、どのような勉強方法がいいと思いますか? 石黒先生の出版物はすべてもっているので、どのように勉強を進めて行くとよいでしょうか? 問題集をたくさん解いて覚えるような勉強は非効率なのは去年実感していますし。どうすすめていくべきか迷っています。予備校の講師にきくと問題集を解いてがんばれとしか言ってくれません。本来自分で考えるべきことだと思うのですが、しばらく考えてみたけど思いつきませんでした。
<石黒>
浜島書店の『新詳日本史』などの資料集や、
予備校のテキストを利用しながら、
できるだけコンパクトなまとめを作って覚えるのが良いです。
ただし作るのに時間がかかる人の場合は、
市販の日本史ノートみたいなものを使った方が早いでしょう。
復元する価値のあるものは、うまく凝縮してあるまとめです。
残念ながら予備校のテキストや市販のものでは、
あまりお目にかかることがありません。
それでも与えられた条件の中でがんばるしかありませんから、
地方の受験生は工夫をしてみてください。
浜島書店の『新詳日本史』はかなりがんばっている教材だと思います。
出題データには基づいていませんが、
まとめの工夫っぷりはなかなかのものです。
ちなみに、単純に書名と作者とか、遺跡名と県名みたいなものは、
赤チェックペンと緑チェックペンを駆使して、
一問一答的に赤シートチェックで臨めばよいと思います。
普段の授業でも、プリント部分にそういうものが多いですね。
……という話を聞きそびれている通年受講生はいませんか?